ラテアートがなかなか上達しません。カップも影響しているのかも。
どのようなカップを使ったらいいですか?
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- ラテアートに適したカップの条件
- ラテアートにおすすめのカップを紹介
こんにちは、コーヒー大好き人間です。
わたしは独学でラテアートを始め、今ではラテアート(フリーポア)大会に出場できるまでになりました。
ラテアートは基本を身につけるまでがとても大切なんですが、技術以外にも気をつけないといけない重要ポイントがあります。
- 新鮮でクレマが出るコーヒー豆
- 滑らかなスチームミルク
- ラテアートに適したカップ(ラテボウル)
- エスプレッソマシン
- ミルクピッチャー
どうしてもうまくいかない場合は、これらの条件を見直してみるといいかもしれませんよ。
本日は、この中でラテアートに適したカップ(ラテボウル)について紹介していきます。
初心者は見落としがちですが、ラテボウル選びはとっても大切なので、ラテアートが上達したい方はぜひチェックしてみてください。
わたしもラテアートに伸び悩んでいたときにカップを変えただけで一気に上達した経験があります。
それでは行ってみましょう。
この他、ラテアートにおすすめなデロンギのエスプレッソマシンについての記事はこちら
こちらもCHECK
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フリーポアラテアートにおすすめ!デロンギ家庭用エスプレッソマシン5選
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ラテアートに適したカップの条件とは?
まずは、ラテアートに適したカップの条件を確認してみましょう。
ラテアートに適したカップの条件を一言で説明すると『ミルクの対流が起きやすい構造である』ことです。
この対流を起きやすい条件を整理してみました。
ラテアートに適したカップの条件
- サイズは6〜8oz(180ml〜240ml)
- カップの内側が丸みを帯びていること
- カップの内側が凹凸なく滑らかな構造
- カップに厚みがあること
それでは一つ一つ確認してみましょう。
サイズは6〜8oz
一般的におすすめなラテアート用カップのサイズは6〜8ozです。
大会やインスタグラムでは10ozなどの大きなカップで手数も多いアートを描いているバリスタもいますが、最初から大きすぎるカップはおすすめできません。
大きいサイズに描こうとしたらミルクも沢山使用するし、ミルクピッチャーも大きいサイズにする必要があるし、何より業務用エスプレッソマシンでないと対応するスチームミルクが作れません。
特に家庭用エスプレッソマシンを使用している方は6〜7ozがおすすめです。
理由は、家庭用エスプレッソマシンのスチーム能力ではそれ以上のカップ用のスチームミルクが作れないからです。
わたしも家庭用エスプレッソマシンで8ozのカップにアートを描くと最後の方はミルクが保たず厳しいです。
カップの内側が丸みを帯びている
カップの内側が滑らかな丸みを帯びていることも大切です。
理由は、スチームミルクが滑りやすくなり対流が起きやすくなるからです。
上級者になればこういう特徴に関係なくアートが描けるようになります。
ただ、それなりのテクニックが必要になるので難易度高めです。
初心者の頃は描きやすいカップを使用しましょう。
カップに厚みがあること
これは、ラテを美味しく飲むための条件になります。
それはカップに厚みがある方がラテが冷めにくく美味しさが持続するためです。
一般的なドリップコーヒーは90℃前後で抽出するので、温かい状態で飲むことができます。
ただラテは、エスプレッソに70℃前後のスチームミルクを注いで作るので、ややドリップコーヒーに比べて冷めた状態で飲むことになります。
だからカップが薄いと保温効果が低く、少しの時間の経過で冷めて美味しくなくなります。
このカップの厚みはカップが重たくなるデメリットがある反面、ラテをそれ以上冷めにくくするための構造なのです。
以上、これら最低限の条件を意識した上でカップを選ぶようにしましょう。
ラテアートにおすすめなカップ3選
それではラテアートに適した条件をクリアしたおすすめのカップを3つ紹介します。
その1:ラブラミクス(LOVERAMICS)
ポイント
- 17種類以上と豊富なカラーバリエーション
- 厚みがあるカップ
- 世界大会公認カップ
- 価格はやや高め
- ずしっと重たい
ラブラミクスは、香港発のグローバル陶磁器ブランドです。
人間工学に基づくデザインがされているうえに、ラテアート世界大会の公認カップにも認定されています。
特にラテアートに特化して作られたeggシリーズですが、かなり分厚くなっていて重みもずしっときます。
ただ、対流の起きやすさは抜群で、悩まれている方はラブラミクスで間違いありません。
またカラーバリエーションも17種類以上あり、セットで集めるとお洒落なインテリアにもなります。
このラブラミクスについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
こちらもCHECK
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ラテアートにおすすめのカップ(LOVERAMICS)を紹介します。
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その2:FBCラテボウル
ポイント
- 軽くて持ちやすい
- カップの底が対流構造
- 多くのバリスタが使用
- 色は黒と白の2色
- サイズは7oz(210ml)
ラテアートのフリーポア大会に出ると多くのバリスタが使用していることからも、そのクオリティが伺えます。
ラブラミクスと比べて厚みはなく、その軽さも魅力の一つなのかもしれません。
ただ対流の置きやすさはピカイチで、カップの底をあえて凸に設計してあります。
この凸構造でカップを傾けた際に注いだミルクに勢いが出て対流が起きやすくなっています。
Amazon、楽天での取り扱いはありません。
購入される場合は、こちらのサイトより購入してください。
口コミではラブラミクスよりいいって人もいますね。
わたしはどちらも使い分けていますよ。
その3:ORIGAMI(オリガミ)
ポイント
- 厚みがあるカップ
- カラーバリエーシィオンは16色と豊富
- 滑らかな対流構造
- ロゴ入れ可
- サイズは6oz,8oz,10oz
ORIGAMIは岐阜県の美濃焼の陶磁器メーカーが製造・販売を行なっています。
400年の伝統技術に基づき製造されている安心感がありますね。
ORIGAMIのラテボウルは現場のバリスタの声を反映させて開発されているので、特に対流が起きやすい構造になっています。
具体的にはカップの厚みをあえて均一とせず、底の傾斜も滑らかにすることで、ミルクが流れやすくなっています。
6ozと8ozで迷うと思いますが最初は6ozがおすすめです。
8ozはある程度手数が多いアートができる段階で検討しましょう。
実際にラテアートをしてみました。
そんなこと言って、本当はおすすめのカップを使っても意味ないんじゃないんですか?
このような不安もあるかもしれませんので、実際に全てのカップ(ラテボウル)でかいたラテアートをご覧にいれます。
また、同じ条件でラテアートしないと不公平なので、以下のように前提条件を統一しました。
前提条件
- 家庭用エスプレッソマシンを使用
- 業務用スーパーのコーヒー豆を使用
- 牛乳は無調整牛乳を使用
- ウィングチューリップをアート
- 練習不足の状態(半年ぶりのアート)
すみません、最近ラテアートを全く練習できていなかったので、超久しぶりのアートです。
腕前はイマイチな点はお許しください。
また、業務用エスプレッソマシンを使用したらもっとクオリティをあげられるのですが、わたしは初心者の方には『家庭用エスプレッソマシン』からのスタートを推奨していますので、家庭用でもここまで描けることを証明したいと思います。
ちなみに使用した家庭用エスプレッソマシンは『ボンマック』になります。
1万円程度のエスプレッソマシンでもラテアートはできますよ。
このボンマックについての詳細はこちらの記事で紹介しています。
こちらもCHECK
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(コスパ高)ラテアートにおすすめの家庭用エスプレッソマシン(ボンマックBME-100)レビュー
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ケース1:ORIGAMI
ケース2:FBCラテボウル
ケース3:ラブラミクス(LOVERAMICS)
どうでしょうか??
ケース2のFBCラテボウルはミルクのスチームがイマイチだったので、コントラストが濁ってしまいましたが、すべて家庭用エスプレッソマシンでウィングチューリップを描くことができました。
やっぱりラブラミクスが対流は一番起きやすいように感じました。
重いのが難点ですが、一番間違いないかもしれませんね。
このように、ラテアートがうまくいかない人はカップを見直すだけで成果がアップする可能性が高いので、一度見直してみてください。
この他に見直すと効果的なものとしてエスプレッソマシンがあります。
エスプレッソマシンは基本、デロンギにしておけば間違いありませんが、具体的におすすめなマシンが知りたい方はこちらの記事から確認してみてください。
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今回は以上です。