コーヒー 焙煎機

現役焙煎士が使用するコーヒー焙煎機(KALDI Fortis)を紹介します。

 

今回は、現役焙煎士のわたしが使用している焙煎機を紹介します。

 

この記事の内容

  • 現役焙煎士が使用する焙煎機「KALDHI Fortis」
  • 比較してみた感想
  • 実際の焙煎風景

 

わたしは、もともと「ユニオン・サンプルロースター」を使用していましたが、手動式に限界を感じ、電動焙煎機に買い換えることにしました。

 

手動式との違いも含め、忖度なく紹介しますので、焙煎機の購入を検討されている方はぜひ確認してみてください。

 

現役焙煎士が使用する焙煎機「KALDHI Fortis(カルディフォーティス)」

 

わたしが使用している焙煎機は、KALDI Fortis(カルディ・フォーティス)です。

 

 

 

この焙煎機を実際に使用した感想ですが、大満足しています。

 

この焙煎機があればホームロースターといえど自家焙煎店と同様のクオリティで焙煎ができるでしょう。

 

※わたしが使用しているのは、CENTER306温度計付きで「データロギング対応」のものとなります。

選択するオプション(温度計の種類、チャフコレクターの有無)によっては、この記事の内容と異なる可能性がありますので注意ください。

 

KALDI Fortis(カルディ フォーティス)を選んだ理由

 

このKALDI Fortisを選んだ理由は次のとおりです。

 

選んだ理由

  • 強制排気装置(※別売りチャフコレクター)がセットできる。
  • 電動式焙煎機
  • 600gまで焙煎可能
  • データロギング可能(CENTER306温度計)

 

ひとつひとつ詳細をみていきましょう。

 

強制排気装置をセット可能

 

ユニオン・サンプルロースターを使用していて、いちばんストレスだったのが次のポイントでした。

 

  • 排気能力がなく、焙煎豆が水っぽくスモーキーな味になってしまう

 

サンプルロースターに電気ドリルで穴を開けて排気能力の強化を工夫したのですが限界がありました。

 

1ランクレベルアップするためには、強制排気装置は必要だとの結論に達しました。

 

KALDIの焙煎機シリーズは、強制排気装置(別売)をセット可能です。

 

別売とはなりますが、正直、この強制排気装置があることが一番大きい要因となりました。

 

 

電動式焙煎機

 

ユニオン・サンプルロースターは基本は手動式(電動式もあり)なので、常に片手でハンドルを回し続ける必要があります。

 

それでも、手編み式と比べると格段に焙煎が楽になり、焙煎の流れや幅を広げてくれたことに変わりはありません。

 

しかし、データを取ったりするのが本当に大変だったので、電動式を導入したいという思いが強くなっていました。

 

ほんとうに電動式にして大正解でした。

 

ハンドルを回す以外にも焙煎中に行う作業は多く、電動式でハンドルを回さなくても良い分、そのほかのことに労力を回せるのでより焙煎の質が上がりました。

 

焙煎量が多い(最大600g可能)

 

一度に焙煎ができる量は、自家消費だけなら気になりませんが、豆売りなど他人に販売する場合はとても重要です。

 

特に、生豆は、焙煎すると水分が蒸発して量が20%程度目減りします。

 

生豆時600gでも、焙煎後の豆は500gになってしまいます。

 

豆の提供は、基本は100g〜200gとなるので、一回の焙煎量が100g程度だとかなりの回数焙煎をしないといけません。

 

これではとても大変で無駄な労力となります。

 

本当は、1kg以上焙煎出来る焙煎機が理想ですが、100万円以上の予算が必要なので断念しました。

 

 

いつか絶対にフジローヤルは買いたいところです。

 

データロギングが可能

 

KALDIの焙煎機は、データロギング用の温度計(CENTER306)がオプションで選べます。

 

これは、パソコンと接続することでローストデータの管理が出来るので、焙煎レシピの構築ができ、味の再現性が高まります。

 

手書きでデータを取って行くこともできますが、より簡単に楽に出来るので大きな要素となりました。

 

このデータロギングの設定方法や使い方が知りたい方はこちらの記事からどうぞ(ただしMac版となります)

こちらもCHECK

KALDI Fortisの焙煎にローストロガー『artisan』を導入する方法(Mac版)

続きを見る

 

KALDI FORTIS(カルディ フォーティス)の評価

 

購入して大正解だったと思います。

 

ユニオン・サンプルロースターで感じていたストレスをほぼ全て解決できたと思います。

 

焙煎の質も上がり、サンプルロースターではどうしても難しかった浅煎り〜中煎りの焼き加減も上手く焼けるようになりました。

 

1.強制排気装置

2.電動式焙煎機

 

特にこの2点は大きく、周辺の珈琲ショップより美味しいと言われるようになりました。

 

わたしは基本は週末に焙煎をしていますが、1日に3人前は焙煎が出来るので、友人や家族、職場の同僚にお裾分け出来るようになりました。

 

また、データロギングにより適切な焙煎度合いも研究できてきたので、色んな焙煎度合いを組み合わせたブレンド珈琲も開発中です。

 

これで予算が20万円程度なので、コスパ高すぎです。

 

国産品で同等の能力を持つ焙煎機となると、100万円は必要なので、いかにこのKALDIがコスパ高いかわかると思います。

 

こちらは1kg焙煎できる国内最大手の焙煎機です。

 

KALDHI Fortisの焙煎風景

 

KALDI Fortisを使用して実際に焙煎しているところです。

 

 

結構、火力の調節や排気の強さを調節しているのがわかると思います。

 

この画面右下にでているチャートがデータロギングになります。

 

データロギングの設定はこちらの記事で解説しています。

こちらもCHECK

KALDI Fortisの焙煎にローストロガー『artisan』を導入する方法(Mac版)

続きを見る

 

まとめ

 

現役焙煎士の使用している焙煎機「KALDHI Fortis」の特徴は次のとおりです。

 

ポイント

  • 強制排気装置(※別売りチャフコレクター)をセット可能
  • 電動式焙煎機
  • 焙煎量が多い(600gまで可能)
  • データロギングが可能(ただし温度計Center306が必要)

 

 

この焙煎機があれば、商売として自家焙煎豆の販売も可能です。

 

次のような方におすすめできます。

  • 自分が焼いた珈琲を販売したい方
  • 自家焙煎店を開業したい方
  • コスパがいい焙煎機がいい方

 

それでは今回は以上です。

  • この記事を書いた人

taka

コーヒーオタクとして、コーヒーについてのコンテンツが多い人です。

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