
海の向こうコーヒーの「産地を旅するコーヒー定期便」って実際はどうなんですか?
コーヒー以外に何かポイントや特徴があるんですか?

このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内奥
- 令和7年4月分「産地を旅するコーヒー定期便」の内容
- 4月分のコーヒー定期便を楽しむポイント
- 産地を旅するコーヒー定期便をコーヒーソムリエがガチで評価
- ひとつ目のコーヒー「ミャンマー/フェナパ村 竹林を守るコーヒー」
- ふたつ目のコーヒー「ペルー/チノリス農協 ロペスさんのコーヒー」
わたしは令和7年1月に海の向こうコーヒーの「産地を旅するコーヒー定期便」を利用してみたのですが、この定期便の内容がとっても良かったので以降も定期購入しています。
コーヒーの味も素晴らしいですが、付随する産地のストーリーが毎回楽しみです。

今回は、令和7年4月分の定期便が届きましたので、内容の紹介とコーヒーの味をガチンコで評価していきます。
これまでに購入した定期便の内容や評価はこちらの記事で紹介しています。
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令和7年4月分「産地を旅するコーヒー定期便」の内容
令和7年4月のコーヒー定期便の内容は次のとおりです。
定期便の名前 | 産地を旅するコーヒー定期便(令和7年4月分) |
コーヒー(令和7年2月) |
|
同封物 | リーフレット「産地のストーリー」 |
内容量 | コーヒー(豆)50g・2種類 |
価格 | 1,080円(税込) ※オプションや豆の量によって変わります。 |
送料 | 無料 |
HP | 海の向こうコーヒー「産地を旅する定期便」 |

竹林を守るコーヒーって、、なんかコーヒー名がプロジェクト名になりつつあります笑
海の向こうコーヒーのことについては、こちらの記事で紹介しています。
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4月分のコーヒー定期便を楽しむポイント
いきなりリーフレットによるネタバラシをしてしまった後ですが令和7年4月のコーヒー定期便を楽しむポイントは次のとおりです。
ポイント
焙煎による違いを楽しむこと

そんなマニアックなことを言われてもわからないよー
そう思われたあなたに、わたくしコーヒーソムリエが噛み砕いてご説明いたしましょう。
コーヒーは焙煎する度合いによって大きく味が異なります。
- 浅煎り・・・酸味が強い、フルーティ
- 中煎り・・・酸味もあるが、ややコクや甘味がでてくる
- 中深煎り・・酸味が弱くなり、コクや甘味、若干の苦味もでてくる
- 深煎り・・・酸味がほぼなくなり、コクと苦味が先行、甘味もある
つまりコーヒーは、焼き加減(焙煎度)によって、同じコーヒー豆でも味が違うということです。
今月の定期便では、2種類の豆を同じ焙煎度「中深煎り」で仕上げてありますが、中深煎りの中でも微妙に焙煎度が違います。
少し専門的な話をすると、焙煎度は大きく4つに分類されますが、細分化しようと思えば8段階でも16段階でも分けることはできます。
実は、コーヒー豆は産地や品種によって適切な焙煎度が違うので、そのコーヒー豆にあった焙煎度を探して焙煎するとめっちゃ美味しいコーヒーに仕上げることができるのです。
「カフェバッハ」ではコーヒーの焙煎度を16段階〜32段階に細分化してテスト焙煎をしているそうです。

つまり、今回は中深煎りのコーヒーが2種類ですが、微妙に焙煎度が変えてあるので、比較して楽しむことができるんです。
令和7年4月分「産地を旅するコーヒー定期便」をコーヒーソムリエがガチ評価
お待たせしました。 それでは令和7年4月分のコーヒー定期便を実際に飲んだり眺めたりしながら、ガチで評価していきます。
ひとつ目のコーヒー「ミャンマー/フェナパ村 竹林を守るコーヒー」
産地のストーリー
メモ
フェナパ村の生活に欠かすことができない「竹林」の中で、コーヒー生産が行われ、村全体で質の高いコーヒーを作る士気が高まっている。
コーヒーの生産と竹林の保護、住民の生活が密接に結びついていて、コーヒー生産が地球環境に寄与していることがわかります。
コーヒー生産が地球環境のためになっているって素晴らしいですよね。

「ミャンマー/フェナパ村 竹林を守るコーヒー」の豆の表面を確認
豆の表面はとても綺麗で欠点豆は見当たりません。
あとびっくりしたのは、開封した時に、ものすごくフルーティな香りが立ち込めたことです。
おそらく中深煎りでもあっさり目に焙煎し、フルーティさを残しつつコクと甘味を加えてバランス良く仕上げてあることが想像できます。

中深煎りなのにフルーティさも残せていることが驚きです。
「ミャンマー/フェナパ村 竹林を守るコーヒー」の味わいをガチンコ評価
それでは実際に飲んでみた評価をガチンコで評価していきます。
- 甘み
- 酸味
- 苦味
- コク
- 香り
- 後味
本当に中深煎り?と思えるほどあっさりした味わいでした。
また、黒砂糖のような甘味もありますが、酸味とフルーティさも十分に感じることができてとても飲みやすく仕上げてあります。

中深煎りでなぜこのような柑橘系の甘味と爽やかな後味が味わえるのか、びっくりです。
まだコーヒー生産をし始めてからの歴史は浅いので、完成度という意味では、エチオピアやコロンビアといった王道のコーヒーには及ばないかもしれませんが、まだまだ発展途上であり、これからの可能性をとても感じることができるコーヒーでした。
ふたつ目のコーヒー「ペルー/チノリス農協 ロペスさんのコーヒー」
産地のストーリー
メモ
フェナパ村の生活に欠かすことができない「竹林」の中で、コーヒー生産が行われ、村全体で質の高いコーヒーを作る士気が高まっている。
農協が主導でしかも環境に配慮しながら品質向上に取り組んでいるという素晴らしい産地なんですね。

「ペルー/チノリス農協 ロペスさんのコーヒー」の豆の表面を確認
今度は、中深煎りでもかなり深めに焙煎がしてある印象です。
豆の表面から油がでてきて、てかっているのが確認できますが、これはフルシティーとイタリアンの中間あたりの焙煎度で現れてる特徴です。
コーヒーのフレーバーは「キャラメル」「アーモンド」とのことなので、深く焙煎してある方が甘味やコクが現れてくるので十分に個性を感じることができそうです。

「ペルー/チノリス農協 ロペスさんのコーヒー」の味わいをソムリエがガチンコ評価
続いて、実際に飲んでみた評価をガチンコで評価していきます。
- 甘み
- 酸味
- 苦味
- コク
- 香り
- 後味
うん、間違いなく美味しかったです。
甘さ、コク、苦味、そしてキャラメル的なフレーバー、すべてが上質に絡み合っていて極上のコーヒーだということがわかります。
ペルーはあまり注目していない産地だったので、おどろきでした。
エルサルバドルのように完成されたスペシャリティコーヒーだと確信できました。

ミャンマーが発展途上のコーヒーだとしたら、ペルーは王道中の王道という印象です。
これは焙煎度も大きく影響していて、これ以上浅くても酸味が出てくるし、深くても甘味<苦味になってしまうので、この調和の取れた味わいは適切な焙煎ポイントにあるとおもいました。
個人的に単品で購入、もしくは生豆を購入して、自分の焙煎でこの味を作り上げていきたいと思いました。
まとめ
今回の記事をまとめます。
和7年4月のコーヒー定期便の内容は次のとおりです。
定期便の名前 | 産地を旅するコーヒー定期便(令和7年4月分) |
コーヒー(令和7年2月) |
|
同封物 | リーフレット「産地のストーリー」 |
内容量 | コーヒー(豆)50g・2種類 |
価格 | 1,080円(税込) ※オプションや豆の量によって変わります。 |
送料 | 無料 |
HP | 海の向こうコーヒー「産地を旅する定期便」 |
4月の定期便を楽しむポイント
ポイント
焙煎度の違いによる味の演出を楽しむ
「ミャンマー/フェナパ村 竹林を守るコーヒー」
- 甘み
- 酸味
- 苦味
- コク
- 香り
- 後味
「ペルー/チリノス農協 ロペスさんのコーヒー」
- 甘み
- 酸味
- 苦味
- コク
- 香り
- 後味
わたしは現在、4ヶ月連続でこの「産地を旅するコーヒー定期便」を利用していますが、3月分のコーヒー定期便を除き、味はめっちゃ満足しています。
加えて、産地ストーリーや生産者の顔や苦労がわかるので、総合的に大満足して利用しています。
休止や解約も自由にできるので、お試しする価値は高いとおすすめですよ。