コーヒーは好きだけど、あんまり違いとか特に分からない
もっとコーヒーを知りたいけど、いきなり道具を揃えるのはハードルが高い
もっと手軽に楽しむ方法があれば知りたい
こんな悩みに対して記事を書きました。
この記事の内容
コーヒーを楽しむ方法がわかる(いきなり道具を買わなくてOK)
段階的なコーヒーのはまり方がわかる。
記事の信頼性
僕は、元々コーヒーの味はわからなかったけど、あることがきっかけでコーヒーが大好きに変わった
今ではコーヒーインストラクター、珈琲自家焙煎で飲む、ラテアート大会出場
正真正銘、初心者からコーヒー通に変わった人
(初心者向け)おすすめのコーヒーの楽しみ方について
結論から言うと
本当に美味しいコーヒーにたくさん触れてみましょう(できればブラックで)
理由は
本当に美味しいコーヒーを知ると、インスタントやコンビニのコーヒーが飲めなくなるからです
(ミルクや砂糖が入ってしまうと本当のコーヒーの味がわからない)
具体例
僕も昔は、インスタントやコンビニ、自動販売機でしかコーヒーを飲むことはなく、大して味の違いもわかりませんでした。
ただ、偶然、本当に美味しいコーヒーを飲む機会があって、そこで本当の美味しさを知ってしまったんです。
僕は、お気に入りのカフェがあって、コーヒーを味わうと言うよりデートで使っていました。
けれど、デートの時に何となく頼んでいたコーヒーがなぜか、後々まで心地良く飲める味だと思っていました。
いつしか、デートでしか使わなかったカフェに1人でコーヒーを飲みに行くようになり
店長とコーヒーについて話をするようになり
その店でコーヒー豆を買って自宅で飲むようになり
自家焙煎に挑戦するようになり
ラテアートまでするようになり
このように、あっという間にコーヒー大好き人間に変わって行きました。
●ルディでコーヒーを買って、自宅のコーヒーメーカーで飲んでみたりしましたが、全く味はわかりませんでした。
●ルディで色んな種類のコーヒーを買っているという雰囲気を楽しむ自分に酔っているだけでした。
でも、本当に美味しいコーヒーを飲むと、味の違いがわかるんです。
コーヒーはワインと同じように生産地や品種、その他の精製方法等によって全く違う顔を見せてくれます。
この経験から、本当に美味しいコーヒーを飲む(知る)ということがコーヒーを楽しむ第一歩だと確信しています。
コーヒーの産地ごとの特徴についてはこちらの記事で解説しています。
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(知らないと損する)コーヒーの産地ごとの特徴について解説します。
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(初心者から上級者まで)おすすめのコーヒーの楽しみ方を紹介します。
次に、初心者から上級者まで段階別にコーヒーを楽しむ方法を紹介します。
1 初心者向け
こんな方におすすめ
- コーヒーは好きだけど、コンビニやインスタントばかり飲んでいる。
- 自分で道具を買ってまで飲むのは面倒だ
結論から言うと、カフェや喫茶店で(できるだけ自家焙煎店)上質なコーヒーに沢山触れてみてください。
理由は、コーヒーの味わいは千差万別だからです。
具体的に、コーヒーをカテゴライズすると
①コーヒー豆の品種
数百種類あると言われます。
大きく、アラビア種、カネフォラ種(ロブスタ種)の2種類に分類されます。
・アラビカ種
本来のコーヒーを指す。
味や風味は豊かな反面、繊細で病気に弱く育成に苦労する。
主に喫茶店やカフェで使われている。スペシャリティコーヒーもここに分類
・カネフォラ種(ロブスタ種)
コーヒーの大敵であるサビ病対策として品種改良されて作られたもの
主にインスタントコーヒーに使われている。
その他にもコーヒーは産地によって特徴がありますが、この記事で詳しく説明しています。
②精製方法
コーヒー豆は、『コーヒーチェリーと呼ばれるコーヒーの実の種』を指します
このコーヒーチェリーから種(コーヒー生豆)を取り出す方法のことを精製と言います。
・非水洗式(ナチュラル製法)
水を使わず、コーヒーチェリーを長期間天日干ししておき、乾燥したら脱穀で果肉を取り除く方法
風味豊かなコーヒーの味わいになりやすい。
・水洗式(ウォッシュド製法)
大量の水でコーヒーチェリーを洗い、大部分の果肉を落としてから天日干しする。
風味は弱いがすっきりした味わいになりやすい。
・半水洗式(パルプドナチュラル)
パルパーという機械で、果肉から生豆(コーヒー豆)をミューシレージという粘膜を残したまま取り出し、天日干しし脱穀
ナチュラルとウォッシュドの中間
別名をハニー製法(ハニープロセス)と呼ばれることもある。
ミューシレージの残し方で呼び方も異なる。
・90%程度除去 ホワイトハニー
・50%程度除去 イエローハニー
・20〜25%程度除去 レッドハニー
・除去しない ブラックハニー
・スマトラ式
インドネシアの気候でのみ可能な精製方法
パルパーで果肉を除去し、シルバースキンがついた状態で乾燥させ、半乾きの状態で脱穀させてしまい生豆が剥き出しの状態で更に乾燥させるという、少し強引なやり方ですが、この方法で反対に独特の風味をもたらしています。
③焙煎
生豆を火で加熱し、焼き上げていきます。
焙煎と一言で言っても、焙煎度合いは8段階あるとされ、それぞれで全く味わいは異なります。
(浅煎り)
・ライト
・シナモン
(中煎り)
・ミディアム
・ハイ
(中深煎り)
・シティ ・・・シティから深煎りと分類されることもあります。
(深煎り)
・フルシティ
・フレンチ
・イタリアン
④粉砕
珈琲豆を珈琲ミルで挽き、抽出ができる状態にすることです。
⑤抽出
ペーパードリップなどで、挽いたコーヒー豆をお湯で抽出することです。
このように、段階を経て初めてコーヒーを飲みことができます。
①生豆の種類 ②精製 ③焙煎 ④破砕 ⑤抽出
一言で珈琲と言っても、沢山の組み合わせで成り立っているので、組み合わせ次第で味は千差万別となります。
当然、物によって、好みに合うもの合わないもの、当たり外れはあるので、色んなコーヒーの味を知って楽しんでみてください。
2 中級者向け
こんな方におすすめ
- コーヒーは奥が深いことがわかったので、違いを知って行きたい
- 道具を買って自宅でも美味しいコーヒーが飲みたい
コーヒーの本当の美味しさに気づいてしまったあなたは
是非、美味しいお店のコーヒー豆を買って、自宅でドリップ等で楽しんでみてください。
理由は、コーヒー豆の味や風味は時間の経過、抽出方法によって変化するからです。
コーヒーの味は科学に例えられることが多いです。
本当に様々な要素で味が変化するので、自宅でコーヒーミルや抽出道具を買って実験していくと楽しみ方が広がります。
僕も、コーヒーにハマり出してから、お気に入りのカフェでコーヒー豆を買って自宅でそのカフェの味を再現してました。
でも、本当に驚きですが、カフェで飲むのと同じ味にはならないんです。
正直、挽き方や抽出方法で味に変化があるはずないと思っていましたが、実際にはかなり違いがあります。
理由は、コーヒーの味は沢山の要素で構成されているからです。
ポイント
- コーヒー豆
- 焙煎してからの時間の経過
- 豆の挽き方
- 抽出方法(抽出道具、抽出温度)
- 抽出する水の種類
- 抽出してから飲むまでの時間の経過
- 自分の体調
これらが一つ異なるだけで味の変化があります。 反対にこれらを変えるだけで色んな味を楽しむことができます。
是非、自宅でコーヒーを実験して見てください。
3 上級者向け
こんな方におすすめ
- コーヒーに詳しい、コーヒーミルや抽出道具にも拘っている。
- もっと美味しいコーヒーを追求したい
- 人に美味しいコーヒーを提供したい
コーヒー通なあなたは
きっと自分の好きな味や傾向が分かっていると同時に、さらなる挑戦もしたいと考えていると思います。
そんな方は
コーヒーの上級者の方は、コーヒーの焙煎に挑戦してみましょう。
理由としては
生豆の選択ができるうえ、焙煎技術の向上で、味の選択肢が広がるからです。
具体例
焙煎と聞くと、業務用の焙煎機が必要な気がするかもしれませんが、そんなことはありません。
次の方法でもっとお手軽に焙煎は可能です。
ポイント
- 手編み
- 片手鍋
- ホーロー
- 小型ロースター
詳しくは以下の記事で書いています。
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焙煎を実際にすることで、自分で焙煎度合いを調整できるので、お店と同等かそれ以上の味を作ることも可能です。
ただし、焙煎をする上で注意したいポイントもあります。
・生豆の仕入先
・焙煎機の種類による違い
・焙煎の方法(最低限抑えておきたいポイント)
これについては、僕の経験を基に別記事で解説していこうと思います。
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(有料級)現役焙煎士が、おすすめのコーヒー生豆の仕入方法を紹介します。
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実際に焙煎を始めて感じることですが、壮大な終わりのない実験の世界だと感じます。
豆の種類や収穫されてからの経過年数、精製方法によって全く違う味になります。
上手くレシピを作れたと思っていても生豆の種類を変えると全く上手く行かなかったり、本当に常に試行錯誤しています。
この終わりなき世界に挑戦したいあなたは是非、焙煎にチャレンジして見てください。
今回は以上になります。