コーヒーの焙煎を始めたけど、生豆の仕入れに苦労しています。
当たり外れが激しいので、本当におすすめのお店と生豆が知りたいです。
こういった疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- 現役焙煎士が、実際に仕入れている生豆を紹介
- 失敗のないコーヒー生豆の仕入方法を紹介
この記事を書いているわたしは、現役焙煎士として活動しています。
失敗も沢山してきましたが、生豆の仕入れも安定してきました。
焙煎したコーヒー豆を販売している人からも高評価をもらっています。
この経験から、ロースターの命綱であるおすすめ生豆を紹介します。
焙煎初心者の方に参考になる記事になります。
現役焙煎士が実際に仕入れている生豆
わたしが実際に仕入れた中で、おすすめの生豆を紹介します。
ほんとうは企業秘密だから出したくない情報です。
ただ、わたしの好みですのでそこはご了承ください。
このほか・生豆の仕入方法についての記事はこちら
こちらもCHECK
-
(有料級)現役焙煎士が、おすすめのコーヒー生豆の仕入方法を紹介します。
続きを見る
また、本当に焙煎を始めたばかりで、色んな豆を試したい方はこちらの記事を参考にどうぞ
こちらもCHECK
-
初心者向け!ネットで買えるお試しのコーヒー生豆とは?
続きを見る
おすすめ生豆1:エチオピア・イルガチェフェ(ナチュラル)
わたしの中で、ダントツで評価が高い豆はエチオピア・イルガチェフェ(ナチュラル)です。
この豆は、コーヒー発祥の地と言われるエチオピアを代表するものです。
紅茶やマスカットを思わせる甘い香りと味わいです。
『本当にコーヒーなの?』と疑われる方もきっと多いと思います。
おすすめの仕入先は次のとおりです
※購入にはどちらも会員登録が必要ですが、簡単な審査なので安心してください。
この2つのショップで買えば品質は間違いないですよ。
・『ワタル』は、2021年はコンガ農協のナチュラルがおすすめです。
・『海の向こうコーヒー』は、『アラモ』か『チェルベサ』がおすすめです。
このエチオピアについては、こちらの記事で鉄板コーヒー豆として紹介しています。
こちらもCHECK
-
現役焙煎士がおすすめ(第1弾)鉄板のコーヒー豆を紹介します。(エチオピア編)
続きを見る
2022年追加情報
2022年にダントツで1番のコーヒー生豆と出会えました。
それは、エチオピア・イルガチェフェ・コチャレ(ナチュラル)です。
この味はまさにわたしの人生を変えた一杯と匹敵するクオリティでした。
生豆の仕入可能なお店はこちらです。
コチャレはとっても人気なので売り切れていた時はお許しください。
もしコチャレ(ナチュラル)がどんな味か知りたい方は、テイラードカフェで焙煎されたコーヒー豆が購入できるのでおすすめです。
定期便はクーポンを使えば初回限定でとってもお得に購入できますよ。もちろん解約も自由です。
テイラードカフェのレビューやクーポンについてはこちらの記事で紹介しています。
こちらもCHECK
-
(忖度なし)テイラードカフェの口コミや評判は?コーヒーソムリエがガチレビュー
続きを見る
おすすめ生豆2:グアテマラ・オリエンテ(ナチュラル)
グアテマラのコーヒー豆も世界的に有名なので、どこでも手に入れることができます。
しかし、よく確認していただきたいのは『グアテマラのナチュラル』は少ないということ。
仮にあったとしてもとても高額なはずです。
このグアテマラ・オリエンテ(ナチュラル)は『松屋珈琲』で仕入れることができます。
松屋珈琲は、独自ルートでグアテマラのコーヒー農家と交渉し、比較的安価で質の高いナチュラルを提供されています。
松屋珈琲のグアテマラ・オリエンテは、ウォッシュド(水洗式)が中心のグアテマラであえてナチュラルにしてあります。
ナチュラルだけあって『いちごチョコ』や『メロン』を思わせる香りと甘い味わいです。
エチオピアのような優しい甘さではなく、やや苦味を内に秘めた強めの甘さなのが特徴です。
2021年8月からニュークロップが販売されています。
売り切れ必至なので早めの購入をおすすめします。
追加情報
このグアテマラ・オリエンテ(ナチュラル)ですが、生豆本舗でも別名で取扱いがありました。
その名も『グアテマラ・フルーツフィールド』です。
商品名からも甘い香りが伝わってきそうな、いいネーミングセンスです。
名前が違うから、グアテマラ・オリエンテとは違うのか?と思われそうですが、フルーツフィールドもオリエンテの豆です。
実はわたし、そのことを知らずにフルーツフィールドを仕入れていた時期がありました。
その当時も甘い香りと柑橘系の味わいに魅了された記憶があります。
ただ、生豆本舗の方がやや金額は高めに設定されています。
あくまでわたしの見解ですが、同じ豆なら安い松屋珈琲で購入した方がいいように思います。
このグアテマラ・オリエンテについては、鉄板コーヒー豆として紹介しています。
こちらもCHECK
-
現役焙煎士がおすすめ(第3弾)!!鉄板コーヒー豆を紹介します。(グアテマラ編)
続きを見る
おすすめ生豆3:コロンビア・クレオパトラ(ウォッシュド)
コロンビアの豆も世界的に流通量も多く、はずれも少ない豆です。
ただ、わたしの知る限り、価格の割に品質が高いのが『コロンビア・クレオパトラ』です。
欠点豆も少なく、コクと甘さのバランスが非常に取れている上質な生豆です。
このコロンビア・クレオパトラは、『松屋珈琲』で仕入れ可能です。
コロンビア・スプレモよりは割高ですが、クレオパトラは一度飲むとはまります。
わたしの周りでも圧倒的に人気の豆ですよ。
おすすめ生豆4:ブラジル・ブルボン・アマレロ
コーヒー豆の生産世界一のブラジルの生豆です。
とても味のバランスが良く、値段もお手頃なので非常にコスパが高いです。
ブラジルの豆は全体的に独特なナッツ感がします。
つまり似たような味が多い中、このアマレロは、オレンジのような甘みもナッツ感もチョコレート感もあり、上品でまろやかな味わいになっています。
このブラジル・ブルボン・アマレロは『海の向こうコーヒー』で仕入れ可能です。
わたしは最初、この味がこの価格で本当にいいの?と驚きました。
ナチュラルとパルプドナチュラルの2種類ありますよ。
おすすめの生豆5:マンデリン・ブルーバタック
インドネシアの定番の生豆・マンデリンもおすすめです。
マンデリン自体がスマトラ島のアラビカ種として有名ですが、特に群を抜いて美味しいのがブルーバタックです。
やや見た目はスマトラ式なので不揃いに見えてしまいますが、欠点豆は少ない上質な豆です。
マンデリンは深煎りに適した豆で、深煎りにすることで独特のアーシー感に加えコクが味わえますが、このブルーバタックはさらにチョコレート的な甘さが加わったとってもクリーンな味わいです。
深煎りなのにクリーンな味わいを堪能されたい方、お試しする価値ありですよ。
マンデリン・ブルーバタックは、次の店舗で購入可能です。
このマンデリン・ブルーバタックについては、鉄板コーヒー豆として紹介しています。
こちらもCHECK
-
現役焙煎士がおすすめ(第2弾)!!鉄板コーヒー豆を紹介します。(マンデリン編)
続きを見る
失敗しないコーヒー生豆の仕入方法について
つぎに自分で生豆を探して仕入れるときに極力、失敗しない仕入方法について紹介します。
これまでわたしは、数えきれない位の失敗もしてきました。
わたしの失敗の例
- 高すぎる価格で購入
- 大量に仕入れたけど、品質が悪かった
これを防ぐために、わたしが実際に行っているおすすめの仕入方法を紹介します。(仕入業者別)
おすすめ仕入方法:松屋珈琲
松屋珈琲でのおすすめの仕入方法は次のとおりです。
- 直接HPから購入する
- 一度にまとめて購入
- 月例の特売時に購入
直接HPから購入する
直接、松屋珈琲のHPより購入することがおすすめです。
理由は、amazon等に掲載されている商品は、すべて送料込の価格設定になっているからです。
しかも、現在では1kgのみの販売となっているので、複数購入すると送料を重複して支払うことになり損です。
一度にまとめて購入
松屋珈琲で購入すると、注文数は関係なく1回の注文ごとに送料が発生します。
がっつり購入したい豆は5kgとか20kgで併せてサンプルとして試したい豆も購入するのが賢い購入方法だと思います。
1kgで購入するより5kg以上で購入した方が単価が割安になりますよ。
わたしは定期購入する豆は5kg以上で購入しています。
また、松屋珈琲では毎月、ランダムですが特売で生豆が販売されますので、その特売を狙うのも一つの手です。
特売商品だからといって品質が下がるわけではありませんのでご安心ください。
ただ、特売商品はランダムに選定されるので、常に自分の欲しい豆が特売とは限りません。
欲しい豆が運良く特売されていたら迷わず購入しましょう。
おすすめの仕入方法:海の向こうコーヒー
海の向こうコーヒーでのおすすめの生豆の購入方法は次のとおりです。
- 極力サンプルを活用する
- 1度にまとめて購入する
松屋珈琲と基本は同じです。
海の向こうコーヒーも1回の注文に対して送料が発生します。
※1回の注文が20kgになると送料は無料です。
ただし海の向こうコーヒーでは、200gのサンプル豆も購入できます。
気になる豆があったらとにかくサンプルで試してみましょう。
おすすめの仕入方法:スペシャリティコーヒー『ワタル』
スペシャリティコーヒー『ワタル』のおすすめの仕入方法は次のとおりです。
- 端数販売を狙って購入
- 品切れが早いので注意
スペシャリティコーヒー『ワタル』は、送料が無料なので、まとめ書いをする必要はありません。
5kgから購入可能なのでサンプルで試すことができません。
ただし、まれに5kg以下の端数販売がされることがあるので、まめにチェックしてみてください。
また、人気なので品切れがとにかく早いです。一瞬でなくなることもあります。
入荷予定などの情報をチェックし、気になる豆は早めに購入することをおすすめします。
仕入業者を固定しないことも大切です。
自分の欲しい豆に応じて業者も使い分けましょう。
まとめ
現役焙煎士のわたしがおすすめするコーヒーの生豆は次のとおりです。
おすすめの生豆:仕入先
失敗しない仕入方法
- 仕入業者は固定せず、仕入れたい生豆によって柔軟に使い分ける
- 失敗を防ぐために、いきなり大量に購入せずにサンプルを活用する
- 直接仕入業者のHPで購入する
- 仕入業者に応じておすすめの仕入方法あり
おすすめする生豆はわたしの主観も入っています。
わたしのおすすめを参考にどんどん開拓してみてください。
生豆を手に入れたら、適切な焙煎をすることでとても美味しいコーヒーが完成です。
コーヒーの焙煎の基本についてはこちらの記事で解説しています。
こちらもCHECK
-
(これで失敗しない)コーヒー焙煎の基本ポイントとコツとは?
続きを見る
今回は以上です。