KALDI Fortis(チャフコレクター)の清掃やメンテナンス方法がわからない。
同じ焙煎機(チャフコレクター)を使用している人がどのように清掃・メンテナンスをしているのかが知りたい。
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- KALDI Fortis(チャフコレクター)の分解・メンテナンス方法
- チャフコレクターの分解・メンテナンスは必要なのか?
この記事を書いているわたしは、コーヒーの焙煎機 KALDI Fortis(カルディ フォーティス)を使い始めて1年が経過しました。
この焙煎機はとても素晴らしいスペックで購入して大満足しています。
しかし、購入してみて一番の問題は『メンテナンス方法がわからない』ことでした。
探しても情報があまりないので、わたし自身 どのようにしたらいいのか? そもそもメンテナンスは必要なのか?などとても困りました。
この経験から、本日は我流ですがKALDI Fortis(チャフコレクター編)の分解・メンテナンス方法について解説します。
今回はチャフコレクターについて解説しますね。
KALDI Fortis・チャフコレクターにメンテナンスは必要なのか?
定期的なメンテナンスはするべきです。
理由は、使用頻度にもよりますが大体1ヶ月〜3ヶ月でチャフが蓄積してくるからです。
このチャフが蓄積してくると排気効率に悪影響を与えてきます。
KALDIのチャフコレクターはチャフ回収場所とファンが同じ場所にあるのでとくにファンが詰まりやすいです。
このチャフを放置しつづけるのは衛生的にも宜しくありません。
なにより、カスだらけの機体だと気持ちよく使えないですよね?
繰り返しますが、定期的なメンテナンスをして気持ちよく焙煎をしましょう。
その他、KALDI Fortisを1年間使った感想についてはこちらの記事で解説しています。
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KALDI Fortis・チャフコレクターの分解・メンテナンス方法
ではさっそく、KALDI Fortisのチャフコレクターを分解・メンテナンスする方法について解説します。
分解・メンテナンスの手順
- 上部の赤いパネルを引き抜く。
- 取手部分をはずす。
- 内部の天板をはずす。
- 内部のチャフをブラッシング&掃除機で清掃
順番に解説していきますね。
手順1:上部の赤いパネルを引き抜く
最終目標は、中心部のシロッコファンの清掃ですが、パネルを取り外さないと満足に清掃できません。
この赤いパネルははめこんであるだけなので道具なしで引き抜くことができます。
手順2:取手部分をはずす
取手部分のナットで、取手と天板をセットで固定してあるので、ナットをはずすと天板もはずすことができます。
ナットはプラスドライバーがあるとかんたんにはずすことができます。
手順3:天板をはずす
取手がはずれると天板も簡単にはずれます。
この天板自体にチャフが蓄積しているので、はずした後に掃除機などで清掃しましょう。
この天板がはずれたら、あとは簡単!勝利は目前です。
手順4:内部(特にファン)のチャフを清掃
天板を引き抜くとそこは別世界です。
これまで蓄積されたチャフが一気に露見します。
大半は掃除機で吸い取りますが、こびりついたチャフはブラッシングしないと取れません。
わたしはハンディの掃除機と歯ブラシで清掃しています。
このチャフの吸い取り掃除機は、ひとつ専用に持っておく方がいいです。
理由は、掃除機がコーヒーの匂いとカスで充満してしまうからです。
わたしは最初、自宅で使用している掃除機でチャフを吸っていましたが、掃除機がカスの匂いで臭くなり家族から苦情がでました。。
以上の理由から、わたしは専用に安いハンディクリーナーを購入して使っています。
清掃後:内部
完璧には除去できませんでしたが、シロッコファン内のチャフはあらかた清掃できました。
わたしは定期的なメンテナンスは8割程度でよしとしています。
完璧に綺麗にする場合
完璧を求めるならシロッコファンを取りはずして水洗いするのが賢明です。
排出口から付属のヘキサゴンレンチ(3mm)を差し込んで中のナットを外すことでシロッコファンを取り外すことができます。
注意点
チャフコレクターを使用してある程度期間が経過している場合は、ナットが固まっている可能性もあります。
この場合は、力づくでレンチを回すとナットがなめるかレンチが折れる可能性もあります。
もしナットが外れにくくなっている場合は、力づくではなくラスペネを使ってみてください。
実はわたしもまったくナットが外れずラスペネのお世話になりました。
あとは汚れ具合に応じてブラッシング・水洗いをしていきましょう。
シロッコファンを取り外して水洗いした後はこんな感じです。
やはり最後まで取り外して清掃すると段違いで綺麗になりますね。
清掃後:組立後
組み立て後もすっきりしました。
外観も綺麗になりましたので、よしとしましょう。
チャフコレクターの分解・メンテナンス方法は以上になります。
これでまた気持ちよく焙煎ができそうですね。
まとめ
KALDI Fortis(チャフコレクター)は定期的なメンテナンスが必要です。
メンテナンスの必要性はつぎのとおりです。
- チャフの蓄積により排気効率が悪化
- 衛生的によくない
- 気持ち良く使えない
- 詰まったチャフが故障の原因になる恐れも
分解・メンテナンスの手順
- 上部赤いパネルを引き抜く
- 取手部分をはずす
- 天板をはずす
- 内部のチャフを清掃
- 完璧にするならシロッコファンもはずして清掃
メンテナンスに最低必要な道具
- 歯ブラシ
- 掃除機
- プラスドライバー
- 付属のヘキサゴン
- ラスペネ
今回は以上です。
チャフコレクターに限らず道具は定期的にメンテナンスして気持ちいいコーヒーライフを送りましょう。