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おすすめのブレンドコーヒーの作り方を現役焙煎士が解説します。

 

ブレンドコーヒー作りに挑戦してるけど上手くいかない、おすすめの方法があれば知りたい。

 

このような疑問に対して記事を書きました。

 

この記事の内容

  • ブレンドコーヒーの作り方
  • ブレンド作りの注意点

 

この記事を書いているわたしはコーヒーが好きすぎて自家焙煎までするようになった現役焙煎士です。

今ではオリジナルブレンドも作っていて、有難いことに周りの方からも好評です。

 

本日は、おすすめのブレンドコーヒーの作り方を紹介したいと思います。

 

ブレンドコーヒーの作り方

 

ブレンドコーヒーを作るためには、まずは少しでも多くのコーヒーを飲んでみましょう

 

理由は、自分の作りたいコーヒーの味を知るためです。

 

ブレンドの組み合わせは豊富です。

 

ブレンドの組み合わせ

・産地

・品種

・焙煎度合

・配合割合

 

これだけの組み合わせがあるので作りたい味のイメージがないと迷宮入り確実です。

 

ストレートコーヒーを沢山飲んで『産地』『品種』『焙煎度』よる味の違いをストックしておくことが大切です。

 

コーヒーは産地や品種によって、全く違う味わいや風味になります。

ブレンドはストレートを混ぜ合わせることなので、ストレートの味を知ることも大切です。

ひでお

 

コーヒーの産地による味の違いについては、こちらの記事で紹介しています。

こちらもCHECK

(知らないと損する)コーヒーの産地ごとの特徴について解説します。

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『ストレートコーヒー』と『ブレンドコーヒー』の違い

 

『ストレートコーヒー』と『ブレンドコーヒー』の違いはなんでしょうか?

 

結論は、ブレンドコーヒーは『飲んでから味の変化を楽しめる』ところが特徴です。

 

ブレンドコーヒーは、飲んでるうちに違う豆の味が出てきて変化を楽しめます。

この変化にもいい変化と悪い変化があるから難しいのですが、とても奥が深いです。

 

だから、ストレートコーヒー以上に『ブレンドコーヒー』を沢山飲んで理想の味をイメージしておくことが大切です。

 

ブレンドコーヒーはお店の顔となる商品なので、店によって全く違う顔を味わえます。

できるだけ多くのお店のブレンドコーヒーを飲んで、自分の引き出しを増やしていきましょう。

 

それでも味のイメージができない人は、味の傾向を決めましょう。

 

味の傾向

・甘み系

・まろやか系

・コク系

・苦味系

・すっきり系

 

このようなイメージを持っておくといいです。

 

ゴールを決めてからがブレンド作りのスタートです。

 

ブレンドコーヒーの作り方3ステップ

 

次に、ブレンドコーヒーを作るステップ紹介します。

ステップ1:目標とする味を決める。

 

自分の作りたいブレンドコーヒーの味や傾向を決めましょう。

 

ぱっとイメージできないときは、自分の好きな店のブレンドコーヒーの味を目指しましょう。

 

お店で飲んだだけで配合等がイメージできないなら、コーヒー豆を購入しましょう。

 

コーヒー豆の容器に貼ってあるシールにメインの豆の配合が記載されているので、再現しやすくなります。

配合が書いてなくても、購入するならお店の人に聞きやすいです。

 

たくさん種類を飲んでいると、豆をみると味のイメージがわくようになりますよ。

ひでお

 

ステップ2:目標の味を再現してみる

 

次に、目標の味を再現してみましょう。

 

お店のブレンドとできるだけ同じ条件の豆と焙煎度にしていきます。

 

コーヒーの産地や品種がわかっても、焙煎度によって全く味が違うので焙煎度もチェックしましょう。

大体は豆の色で判断できますが、迷ったらシティ〜フルシティにしておけば無難です。

ひでお

 

でも、もっとも大切なのはそのブレンドのイメージが自分の中で固まっていることです。

 

いきなり、ジャストな味で再現なんてできません。

 

試行錯誤を繰り返して一歩づつ理想の味に近づいていきます。

 

試行結果は必ずメモに残しておきましょう。

ひでお

 

豆の種類がわからない場合は、ブレンドする豆を2種類から試していきましょう。

 

また、ベースとする豆を決めて、その豆を6割以上とか少し多めに使うと味がまとまります。

 

いきなり3種類も4種類もブレンドすると、何がなんだかわからなくなります。

2種類で大まかな傾向を決めて、そこにもう1種類くわえて微修正する方がいいです。

ひでお

 

ステップ3:再現した味をオリジナルに修正していく

 

最後に、再現した味をベースにオリジナルを作っていきます。

 

あとは、実験と検証の繰り返しです。

 

ただ、自分の手持ちのコーヒーで再現できない時は、焙煎度合いを変えたり違う豆を仕入れる必要も出てきます。

 

化学の実験と同じで、膨大な実験と検証が必要になります。

 

ブレンドコーヒーをつくる時の注意点

 

配合した豆(焙煎度)、配合割合、結果をすべてメモで残しておきましょう。

 

理由は、失敗作のデータでも後々役に立ってくるからです。

 

実際にブレンドしてみないと豆の相性はわかりません。

 

相性が合わない豆も大切なデータです。

 

また、本当に不思議ですが、相性が悪いと思う豆のブレンドでも配合割合を変えると美味しいことがあります。

 

メモの例

(配合)※配合割合

コロンビア(中深)3、エチオピア(中)5、マンデリン(深)2

(味)※5段階評価(飲んで素直に感じるパロメーターを使用)

甘み 3

コク 4

フレーバー 3

変化 4

喉越し 5

苦味  −−

すっきり --

(結果)※100 点満点で80点以上を採用

85点

(トータルイメージ)※キャッチコピーで使用

マイルドな甘みとコクの絶妙なバランス

(ブレンド名)

朝のひととき

 

このようにすべての結果を細かく残しておきます。

 

わたしは80点以上ならマイブレンドに認定しています。

 

また、とても参考になるサイトを見つけました。

 

とても網羅的にブレンドに対する情報が書かれているので読んでみてください。

 

ブレンド名をつける時の注意点

 

原材料名や産地の名前を含めてブレンドを作る時には注意点もあります。

 

それは、ブレンド名に30%以上使用する豆の名前を含める必要があります。

(2) 原材料名・生豆生産国名

 

「原材料名」の文字の後に「コーヒー豆」と表示し、次に括弧内に「生豆生産国名」の見出しを付けて、そのコーヒー生豆の生産国名を表示する。

ブレンドされている場合は、生豆生産国のうち主要なものについて、その国名を原則として重量の多い順に表示する。

3か国以上使用している場合は、生豆の生産国のうちその国名を原材料に占める重量の割合の高いものから順に2か国以上表示し、それ以外の国名については「その他」又は「他」と表示する。

 

一般社団法人全国公正取引協議会連合会より引用

 

例えば、コロンビアブレンドにするときは、コロンビアを30%以上配合する必要があります。

 

もちろんオリジナルの名前にする場合は気にする必要ありません。

 

まとめ

 

膨大な実験と検証の上でブレンドコーヒーはできてます。

 

ただ、自分が作りたい味がイメージできないと狙った味を作れません。

 

沢山のコーヒーを飲んで、自分の引き出しを増やすことが一番大切です。

 

実験の結果をメモ等のデータで残しておくことも必要です。

 

データが積み上がることでレシピもどんどん増やせませす。

 

 

わたしも最初のブレンド作りは相当苦労しましたが、コツを掴んでから軌道に乗りましたよ。

ひでお

 

みなさんが、この記事を読んで少しでも楽しいコーヒーライフを送れるようになると嬉しいです。

 

  • この記事を書いた人

taka

コーヒーオタクとして、コーヒーについてのコンテンツが多い人です。

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