ラテアートをしてみたい初心者
ラテアートをしてみたいけど、コスパのいい家庭用エスプレッソマシンが知りたいです。
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- 家庭用エスプレッソマシン(ボンマックBME-100)の紹介
- ボンマックのメリットとデメリット
- ボンマックのおすすめの改造方法
わたしはラテアート歴3年でラテアート大会にも2度出場したことがあります。
現在は、半業務用のエスプレッソマシンを使用していますが、基礎は家庭用エスプレッソマシンで固めました。
わたしは初心者の方は家庭用エスプレッソマシンからのスタートをおすすめしていますが、家庭用は癖があることも事実です。
今回は、わたしが実際に使用してきた家庭用エスプレッソマシンの紹介とおすすめの改造方法を紹介します。
※本記事で出てくる『マシン』は、エスプレッソマシンのことを意味します。
それでは行ってみましょう。
ラテアート用の家庭用エスプレッソマシン(ボンマックBME-100)の紹介
ボンマックは、日本最大手のコーヒーメーカーであるラッキーコーヒーマシンが販売している『家庭用エスプレッソマシン』です。
価格も1万円前後で購入できてラテアートもできるとてもコスパがいいマシンです。
実際にボンマックを使用してわたしが描いたラテアートになります。
腕前はさておき、ウィングチューリップのような手数が多いアートまで描けるので、初心者の方のエントリー機としておすすめできます。
また、ネットではおすすめする方も少ないのですが、わたしが昔通っていたラテアート教室でもボンマックを使用されていましたし、よくいくカフェでも使われていました。
つまり、プロの方でも御用達だということなので性能は折り紙付きです。
この他にもおすすめの家庭用エスプレッソマシンについてこちらで紹介しています。
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ボンマックBME-100の特徴について
つづいて、ボンマックの特徴について紹介していきます。
スペックについてはこちらのとおりです。
- ブランド:ラッキーコーヒーマシン
- 商品重量:3.7kg
- 商品寸法:W 24×D 25×H30cm
- 消費電力:1,150W
- 給水タンク:最大0.8ℓ
- 抽出気圧:15気圧(抽出時9気圧)
- ポンプ式
(bonmac BME-100 DARMER 取説より引用)
このほか実際に使ってみたメリットとデメリットも紹介していきますね。
メリットもたくさんありますが、当然、デメリットもありますので要チェックです。
ボンマックのメリット
メリット1:スチーム能力の高さ
最大のメリットはなんと言ってもスチーム力の高さにあります。
半業務用と比べるときびしいですが、家庭用エスプレッソマシンの中では群を抜いて高いです。
家庭用エスプレッソマシンは基本的にスチーム力が弱く、ラテアートを描くうえで『サーモ騙し』というテクニックを使う必要がありますが、ボンマックはそんな小技は不要です。
このスチーム力は、デロンギを含めて家庭用エスプレッソマシンの中では群を抜いています。
メリット2:スチームノズルの改造不要
家庭用エスプレッソマシンの多くは、スチームノズルがラテアートに対応してないです。
わたしが使っていたデロンギEC221などを始め、家庭用エスプレッソマシンで最大手のデロンギもその多くがスチームノズルがカプチーノ用のものが大半なので、ノズルを改造しないといけません。
ボンマックはそのような改造の必要はありません。(ただしスチームの可動域は狭いし角度も変えれません)
黒いスチームノズルは取り外しできるので、ラテアートの際は取り外して使用しましょう。
このように改造をしなくてもラテアートができてしまいます。
ボンマックのデメリット
デメリット1:エスプレッソ抽出が難しい
ボンマックの最大のデメリットは、エスプレッソの抽出がうまくいかない点です。
理由として、ボンマックのエスプレッソフィルターには『クレマエンハンサー』が使われています。
この『クレマエンハンサー』とは、そんなに良くないコーヒー豆でもクレマが出ているように見せられるものですが、ラテアート用のクレマをしっかり抽出するためには、この『クレマエンハンサー』はとっても邪魔なんです。
このように、良いコーヒー豆を使ってもクレマが偏ってしまっています。
これではスチームミルクがうまくクレマの上を滑らないので、ラテアートをするうえではとても不利になります。
デメリット2:ドレンが浅すぎる
エスプレッソマシンの下部の受け皿部分を『ドレン』といいますが、ボンマックのドレンは恐ろしく浅いです。
これではすぐに抽出後エスプレッソを始め、液体で一杯になり頻繁に捨てる必要がでてくるのでとても面倒です。
今後、ボンマックの後継機がでるなら一番に改良していただきたいポイントです。
デメリット3:エスプレッソ抽出口とドレンまでの間隔が狭い
これは写真で見ていただいた方がわかりやすいと思います。
写真のように、エスプレッソ抽出口とドレン(受け皿)までの間隔がとても狭く、高めのカップは置くことができません。
ざくっとした高さですが、抽出口(ポルタフィルター先端)から受けまでは5.5㎝しかありませんでした。
これだと置けるカップは限られてくるように思います。
わたしが普段使用しているFBCラテボウルやORIGAMI、ラブラミクスのラテボウルはぎりぎりセーフですがもう少し高くして欲しいですよね。
(または、ポルタフィルターがボトムレスに出来たら解決できる問題ですが、現状既製品がわかりませんでした)
以上のように値段なりのデメリットもありますが、デメリットを差し引いてもスチーム力などを含めコスパはとても高いマシンです。
ボンマックのおすすめの改造方法とは?
ボンマックのデメリット『エスプレッソ抽出がうまくいかない問題』に対しておすすめの改造方法を発見しました。
この改造をすることでエスプレッソ抽出が驚くほど改善されますので必見です。
その方法とはずばり、『エスプレッソフィルター』を別売のものと交換することです。
わたしが実際に交換したエスプレッソフィルターはこちらです。
エスプレッソ抽出がうまくいかない原因は、エスプレッソフィルターに『クレマエンハンサー(別名:クレマ増幅弁)』がついていることが原因です。
だからクレマエンハンサーのないエスプレッソフィルターに交換すると劇的に改善されます。
実際に納品されたフィルターはこんな感じです。
実際、フィルター交換後にエスプレッソを抽出してみましたが、クレマがたっぷりでてきました。
クレマの偏りもなくなるので、ラテアートも断然成功率があがります。
エスプレッソとミルクがうまく作れたらこのような複雑なアートもできます。
ある程度手数の多いアートが描けるので、初心者のエントリー機としては最適ではないでしょうか。
もし、改造してもクレマ 抽出が上手くいかない場合は、コーヒー豆なども見直してください。
お手軽に手に入るおすすめのコーヒー豆はこちらの記事で紹介しています。
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(コスパ最高)ラテアートの練習におすすめのコーヒー豆を紹介します。
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まとめ
今回の記事をまとめます。
ラテアート初心者におすすめの家庭用エスプレッソマシンはボンマックです。
ボンマックのメリット
- コスパが高い(1万円代で購入可)
- 家庭用として最高級のスチーム力
ボンマックのデメリット
- エスプレッソ抽出に難あり(改造方法あり)
- ドレンが浅すぎる
- エスプレッソ抽出口とドレン(受け皿)までの間隔が狭い
おすすめの改造方法
- エスプレッソフィルターを別売のものと交換する。
当然、家庭用のマシンですのでいつかは物足りなくなる時も必ずやってきます。
ですが、初心者がラテアートを練習するうえで必要な機能は十分に持ち合わせています。
なによりコスパがいいのでエントリー機としておすすめできます。
わたしは、このマシンで基礎を学び、徐々に高スペックのマシンにステップアップしていく方法がいいのではないかと思っています。
この他にもエントリー機としてはデロンギもおすすめですが、ボンマックと比べると高額ですし癖も違います。
このデロンギについても近日中に別記事で解説したいと思っています。
それでは、今回は以上になります。
最後までご視聴ありがとうございました。