わたしは一杯のコーヒーとの出会いから、生活が激変しました。
- コーヒーの自家焙煎5年
- ラテアート大会出場
- ブレンドコーヒーも作成
- コーヒーインストラクター3級
まさに一杯のコーヒーがわたしの人生を変えました。
この記事は前編に続き後編として、コーヒーが苦手だったわたしがコーヒー沼に浸っていく姿をお届けしたいと思います。
この記事の内容
- わたしのコーヒー沼の歴史(後編)
- 沼に浸かった先にあるものとは?
前編(一杯のコーヒーとの出会い)は、こちらの記事になります。
こちらもCHECK
-
(はじまりは一杯のコーヒーでした)わたしの人生を変えた出会い(前編)
続きを見る
わたしのコーヒー沼の歴史
前編では、一杯のコーヒーとの出会い〜自家焙煎を始めるまでの流れを沼形式で紹介してきました。
『自分のお店を持って、コーヒーの素晴らしさを広めたい』
こんな夢を持ったわたしは、夢の達成に向け目標を作りました。
- 自家焙煎をして自分の商品を作る
- ラテアートを始めて大会で優勝する
- パンや軽食について勉強する
この後編では、まだ現在進行形ではありますが、そこからのわたしの行動を、引き続き沼形式でお届けしていきます。
沼5:自家焙煎で苦戦する
自分の商品を持つために始めた自家焙煎でしたが、最初から悪戦苦闘を強いられました。
まず、何が完成形なのか、焙煎機は何が適正なのか、生豆はどこで手に入れるべきなのか、何一つわからないのです。
とにかく一つ一つ因数分解してクリアしていくしかありませんでした。
(焙煎でクリアするステップ)
- 目標とする味
- 焙煎機
- 生豆の仕入先
- 焙煎レシピの確立
ステップ1:目標の味を決める
『自分がどんな味のコーヒーを焙煎したいのか』
まずは、ここを決めないことには自分のレベルや改善点が探れません。
幸いなことにわたしには目標とするカフェの味がありました。
そのカフェの看板メニューの一つが『エチオピア・イルガチェフェ・浅煎り』でしたので、ここに近い味を再現してやろうと決めました。
ステップ2:焙煎機を探る
最終的に欲しい焙煎機は決まっていました。
憧れのカフェが使っていたのが『フジローヤルR101』でした。
ですが、本格的な焙煎機は100万以上しますし煙突工事や設置場所のことを考えると現状断念するしかありません。
そのほかの焙煎機も種類が多すぎるし、数万円〜数十万円するものもざらなので失敗がとても怖くなかなか決められませんでした。
最終的にわたしはコストのかからない方法からスタートしていきました。
(わたしの使ってきた焙煎機)
- DAISOの手網
- 片手鍋
- ユニオン・サンプルロースター
- KALDI Fortis(現在はここ)
手網や片手鍋だとコストは殆どかからず焙煎が練習でき、成分変化も観察できるので初心者の方には強くおすすめします。
この実体験からおすすめの焙煎機について記事も書けました。
こちらもCHECK
-
(初心者向け)コスパが高いコーヒーの自家焙煎方法を紹介します。
続きを見る
こちらもCHECK
-
(初心者向け)現役焙煎士がおすすめする家庭用コーヒー焙煎機7選
続きを見る
ステップ3:生豆の仕入先を確立する
自家焙煎で一番大切なのは実は生豆を安定して手に入れることだったりします。
当時はネットで仕入れることに抵抗があり、地元の自家焙煎店で生豆を売ってくれるところで購入することにしました。
自家焙煎店ならその店で販売しているコーヒーの生豆を販売しているので、怪しい豆はないと考えました。
確かに自家焙煎店の生豆に怪しい豆はなくある程度、美味しく焙煎できるようになりました。
でも自家焙煎店で生豆を購入することは大きな問題点があるんです。
自家焙煎店の問題点
- 生豆の価格がとても高い
- お店の仕入先はトップシークレット
自家焙煎店も商売なので致し方ないのですが、お店の仕入値に相当上乗せして販売されます。
お試しや自分で少量を愉しむ程度ならいいのですが、将来的にお店を構えたときに原価率が高くなりすぎて無理がでてきます。
また、自家焙煎店もライバルを増やしたくないからか、仕入先については頑なに教えてくれない店が多かったです。
なので、わたしはネットショップで色々試しながら仕入先を確立していきました。
ネットは思っていたのと違う商品が届くことや粗悪品が届くことも経験してきました。
試行錯誤の結果、今では仕入先も安定してきています。
この経験から書いた記事はこちらです。
こちらもCHECK
-
初心者向け!ネットで買えるお試しのコーヒー生豆とは?
続きを見る
こちらもCHECK
-
(有料級)現役焙煎士が、おすすめのコーヒー生豆の仕入方法を紹介します。
続きを見る
ステップ4:焙煎レシピを確立する
ステップ1〜3で焙煎ができるようになるわけですが、それで完結するほど焙煎はあまくありませんでした。
ただ焼くだけで美味しくなるほどコーヒーの世界は甘くなかった。
生豆も良い品質を使っているのに、お店のようなコーヒーにならない。
スランプに陥ったわたしは自家焙煎店のオーナーに相談したり、自家焙煎セミナーがあったら参加したり、本で学習したり、じわじわ知識と実践を深めていきました。
結果、徐々に焙煎のコツがわかってきて、今ではほぼ失敗なく満足できるコーヒーが焼けるようになりました。
やはり理論は大切だと思います。
理論を学んでから焙煎結果の答え合わせができるようになりました。
わたしが特に参考になったのはこちらの本です。
この掴んだ焙煎のコツはこちらの記事で解説しています。
こちらもCHECK
-
(これで失敗しない)コーヒー焙煎の基本ポイントとコツとは?
続きを見る
このように段階的に焙煎については実践と理論から習得していきました。
沼6:ラテアートを始める
自家焙煎が確立してきたので、続いての目標は女性をターゲットとした集客でした。
女性はやっぱりラテアートをインスタにアップしたがるかなー
こういう理由でラテアートの始め方について調べて必要な道具を揃えました。
- エスプレッソマシン(家庭用)
- ミルクピッチャー
- エスプレッソ用グラインダー
- タンパー
- ノックボックス
- ミルク(無調整牛乳)
- コーヒー豆(中深煎り)
道具は揃えて基本の操作法もマスターしたものの、またしてもここでも大きな問題がありました。
大きな問題
ミルクが浮かない、全くアートがかけない
まずは、ラテアートの基本の型の書き方が図解された本を購入しその通り何度も練習してみました。
そもそもミルクがエスプレッソの上に浮いてくれず沈んでしまいます。
道具が悪いのか、ミルクが悪いのか、もう何がなんだかわからんぞー、、って本気で毎日悩んでいました。
しかし、大の負けず嫌いのわたしは、こんな逆境だと最高に燃えてしまいます。
近くでラテアートが有名なカフェに行っては相談をするようになりました。
最初は使っている道具について見直しを指摘いただき、セミナーにきてくれたらより深い技術指導もできるとのお誘いも受けました。
そのカフェとのご縁からラテアートセミナーに参加しはじめ、気がついたら大会に2度も出場しました。
毎日ラテアートの練習に没頭していました。 人生であれほど夢中になれたのは大きな財産だったと思います。
この時、自分が道具選びで苦戦したので、その時の経験から失敗しない道具選びについて記事を書きました。
こちらもCHECK
-
(初心者向け)ラテアートで失敗しないおすすめ道具の選び方
続きを見る
以上がわたしが一杯のコーヒーと出会ってから行動してきたことになります。
こうやって振り返ってみると、結構行動している自分に驚きました。
好きで夢中でやっていたので楽しかったですよ。
沼に浸かった先にあるものとは?
本当は夢を叶えたいのなら仕事を辞めて、カフェか喫茶店で修行する方が近道だったのかもしれません。
ただ、コーヒー沼に浸かって、いろいろと没頭できたのは本当に楽しかったし良い経験でした。
気がついたらコーヒーオタクになってしまいましたが、これからも残りの目標をクリアし夢を叶えていきます。
また、コーヒーについて知れば知るほど奥の深い世界だなってことを改めて実感しました。
コーヒーは世界中で飲まれていますのでワールドワイドで市場がありますし、環境問題やコーヒー農家の貧困問題などとっても大きな問題も孕んでいます。
- フェアトレード問題
- コーヒー精製による環境汚染問題
- SDGs問題
- コーヒー農家の貧困問題
沼に浸かったお陰で、それまで知り得なかったコーヒーの世界をより知れたので、新たにできた夢もありました。
ホリエモンが『没頭こそ真の学びだ』と言われていますが、新たに開けた視野で目の前にある問題に没頭し今後もコーヒーに関わっていきたいと思います。
コーヒー沼に浸かった結果、得られたものは没頭の経験だったのかなって締めたいと思います。
それでは最後までご覧いただきありがとうございました。