
ラテアートを始めたばかりなのですが、なかなかうまくできません。
テクニック以外に気をつけるポイントとかあるんですか?

このような疑問に対して記事を書きました。
この記事を読んでわかること
- 初心者が陥りがちなラテアート失敗例
- ラテアートの成功率を上げる方法
わたしはラテアートを独学で学んだ完全なホームバリスタとしてですが、フリーポアラテアート大会にも出場し優勝を虎視眈々と狙っています。
今でこそ、こんな感じで上達してきましたが、最初の頃は本当にラテアートができませんでした。
最初の頃の状態
- 家庭用エスプレッソマシン
- 道具は何を使えばいいのかわからない
- 知識ゼロ
- 完全独学スタート
この状態でスタートしました。
インスタグラムを開けば上級者の方はやすやすとアートを描いているのに、自分はミルクが沈んでしまって浮いてこない。
まれにエスプレッソの表面にボソボソした泡が乗っかるだけで、憧れているフリーポアラテアートとはほど遠い。
この頃の私は道具やエスプレッソマシンが悪いからできないのだと考えていました。
もちろん、道具やエスプレッソマシンによってクオリティに差はでてきますが、もっと基本的な部分を変えるだけで一気にラテアートは上達します。
この記事は、昔の私のように悩んでいる初心者の方に向けて書きました。
ラテアートにおいて、初心者が陥りがちな失敗例
まず、初心者が陥りがちな失敗例からいきます。
- エスプレッソマシンや道具のせいにしてしまう
- 最初から高度なアートを目指してしまう
- ミルクやコーヒー豆を甘く見ている
ほんと、これあるあるなんです。
最初からスワンや薔薇のような上級者向けのアートを目指したくなる気持ちは痛いほどわかります。
でも、現実はハートのアートどころか、ミルクがエスプレッソに浮くことすら十分にできない現実に嫌気が差してしまいます。
でも断言します。
家庭用エスプレッソマシンでもラテアートはある程度はできますし、素材作りやハートなどの基礎から固めていくことが実は最短最速上達ルートなんです。
ハートを描くことって実は難しいんですよ。

おすすめの家庭用エスプレッソマシンはデロンギ製ですが、特におすすめなマシンについてはこちらの記事で紹介しています。
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フリーポアラテアートにおすすめ!デロンギ家庭用エスプレッソマシン5選
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また、ラテアートにおいてコーヒー豆やミルクなどの素材を舐めてはいけません。
なぜならば、ラテアートを絵に例えると、コーヒー豆やミルクは筆や絵の具に相当するからです。
特に、ラテアート用のコーヒー豆は新鮮であることが必須です。

ラテアートにおすすめのコーヒー豆についてはこちらの記事で紹介しています。
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ラテアートの成功率を上げる方法
続いて、ラテアートの成功率が劇的に上がる方法をお知らせします。
ポイント
素材作り「エスプレッソとスチームミルク」に力を入れる
もう少し細分化して説明します。
素材の準備
- 新鮮でクレマが出るコーヒー豆を使用する
- 成分無調整牛乳を使用する
素材作り
- エスプレッソを抽出したらなる早でアートを描く
- スチームミルク作りに全集中する
もう本当にこれに尽きると言っても過言ではありません。

素材の準備
まず大切なのは、コーヒー豆や牛乳代をけちらないことです。
わたしはラテアートの練習には、自分で焙煎した豆か業務スーパーのコーヒー豆を使用しています。
たまに新鮮な豆を切らしていて、少し古いものを使用するとエスプレッソにクレマがない時があるのですが、そうなると分かりやすく成功率が下がります。
上手く描けたと思ってもコントラストがイマイチでぼやけたアートになってしまったりと全くいいことはありません。
インスタグラムでもクレマがないエスプレッソでラテアートをしている人はまず居ません。
いたとしたら絶対的にうまく描けていないはずです。

実際に比較してみます。
クレマがないバージョン
クレマのないエスプレッソ
クレマなしのラテアート
クレマがあるバージョン
クレマがあるエスプレッソ
クレマありのラテアート
どちらも家庭用エスプレッソマシンで行ったラテアートですが、コントラストなど格段に違うことがわかるでしょうか?
わたし自身の実体験なのですが、ラテアートで伸び悩んでいたときはコーヒー豆の鮮度はまったく気にしていませんでした。
ですが、たまたま参加したラテアートセミナーで、「コーヒー豆や牛乳などの素材作りこそ一番大切だ」と教わり、素材の準備「新鮮なコーヒー豆、成分無調整牛乳を使用」をケチらずに行いだしてから一気に成果が出始めました。
初心者の頃は素材より道具やテクニックに目が行きがちですが、それより素材が一番大切なんです。

素材作り
また、素材作りも超重要ポイントです。
スチームミルクはある程度練習が必要になるし、家庭用エスプレッソマシンを使用するか業務用エスプレッソマシンを使用するかで多少違うのですが、総じて大切なポイントがあります。
スチームミルク作りは大きく2つの工程に分かれます。
- ミルクに空気を取り込む「ストレッチング」
- 空気を取り込んだミルクをかき混ぜてなめらかにする「撹拌(カクハン)」
初心者にありがちなのは、ストレッチングをしすぎて撹拌が十分にできず、空気を取り込みすぎたゴワゴワモコモコのスチームミルク「もはやフォームミルク」を作りがちです。
当然、ゴワゴワモコモコなミルクでは注いでも上手く流れてくれないので成功率は圧倒的に下がります。
スチームミルクの作り方は、YouTubeなどの動画にもたくさん上がっていますが、最初はたくさん練習が必要になります。
ラテアートで一番難しく、一番大切なのはツヤツヤのスチームミルクを作ることかもしれません。

初心者の方に意識していただきたいポイントがあります。
ポイント
- ストレッチングは丁寧に
- 時間を意識する。「ストレッチング1:撹拌(カクハン)9」
ポイント1
ストレッチングをまず丁寧に行う必要があります。
最初に空気を取り込みすぎるとあとで攪拌しても空気と牛乳がうまく混ざらず、なめらかなミルクになりません。
ストレッチング時の音を大切にしましょう。
- ⚪︎ チリチリ
- × ボコボコ
ノズルをミルクに1センチほど入れてスチームを始め、すこし経ったらじわじわピッチャーを下に下げると「チリチリ」と音がするポイントがあるので、そこでピッチャーを固定します。
ここれで一気にピッチャーを下げるとボコボコっと荒いミルクが入ってしまうので、ジワジワ下げてチリチリポイントを探す練習をしてみてください。
ポイント2
時間を意識することが大切です。
特に攪拌(カクハン)に多くの時間を使う必要があります。
初心者の方はストレッチングにばかり時間をかけて攪拌に時間をかけない傾向があります。
ですが、撹拌に時間をたくさん使っていれば、とりあえずは大きく失敗する可能性は減ります。
- ストレッチング時間1「家庭用だと5秒」
- 攪拌時間9「家庭用だと40秒以上」
とにかく攪拌に多くの時間をかけると失敗する確率は下がるので、ストレッチングは5秒程度で十分だと認識しておきましょう。
この動画が家庭用で説明してあって分かりやすいので参考にどうぞ

何度も繰り返して見て基本を叩き込んでみてください。

まとめ
今回の記事をまとめます。
初心者が陥りがちな失敗例
- エスプレッソマシンや道具のせいにしてしまう
- 最初から高度なアートを目指してしまう
- ミルクやコーヒー豆を甘く見ている
成功率をUPさせる方法
素材作り「エスプレッソとスチームミルク」に力を入れる
[st-marumozi-big fontawesome="fa-check" bgcolor="" bordercolor="" color="#000000" radius="30" margin="0 10px 10px 0" myclass="mana-check"]素材の準備[/st-marumozi-big]
- 新鮮でクレマが出るコーヒー豆を使用する
- 成分無調整牛乳を使用する
素材作り
- エスプレッソを抽出したらなる早でアートを描く
- スチームミルク作りに全集中する
わたしがラテアートを始めたころも素材作りなんかより、高度なテクニックを早く覚えたいと焦り、素材作りの基本を後回しにしていました。
その結果、かなりの時間をロスしました。
素材「エスプレッソとスチームミルク」がうまく行くだけで、ら手アートの成功率は格段にUPします。
遠回りに感じるかもしれませんが、実は一番の重要なポイントなのでやってみてください。
よきラテアートライフを
