
自宅でラテアートを楽しみたい人
自宅で趣味でラテアートを楽しみたいけど、おすすめのエスプレッソマシンが知りたい
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- 自宅でラテアートをするなら家庭用エスプレッソマシンがおすすめ
- おすすめの家庭用エスプレッソマシン5選
- わたしが特におすすめする家庭用エスプレッソマシン
この記事を書いているわたしはコーヒー大好き人間で、ラテアート大会にも2回出場しました。
今ではラテアートも上級者レベルですが、始めた当初は右も左もわからず悪戦苦闘の毎日でした。
ラテアートは家庭用エスプレッソマシンで基本を習得しましたし、ラテアート教室でも様々なエスプレッソマシンを使用してきました。
わたしが使ってきたエスプレッソマシン
- デロンギ(DeLonghi EC-221)
- ボンマック(BONMAC DME100-DARMAR)
- ロケット アパルトメント
- オスカーシモネリ
- カフェレーサー
こんかいは、自宅でラテアートを楽しむためのエスプレッソマシンについておすすめを紹介します。
ここから出てくる家庭用マシン・業務用マシンはエスプレッソマシンを意味しています。
それでは行ってみましょう。
自宅でラテを楽しむなら家庭用エスプレッソマシンがおすすめ!
自宅でラテアートを楽しむなら、『家庭用エスプレッソマシン』をおすすめします。
理由は、家庭用は安価でそれなりにラテアートもできるからです。
業務用と比べるとスチームパワーが弱かったり癖もありますが、ちゃんとできるんです。
わたしは最初からいきなり高額な業務用(準業務用)を購入するのではなくて、コスパが高い家庭用で練習することをおすすめしています。
家庭用エスプレッソ マシンと業務用エスプレッソ マシンの使い分けについては、こちらの記事で解説しています。
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果たして、ラテアートに業務用エスプレッソ マシンは必要なのか?(おすすめは?)
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また、ラテアートはエスプレッソマシンだけではできません。
エスプレッソマシンを含めラテアートを始める方におすすめの道具一式についてはこちらの記事で紹介しています。
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(初心者向け)ラテアートで失敗しないおすすめ道具の選び方
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では、いよいよおすすめの家庭用エスプレッソ マシンを紹介していきますね。

自宅でラテアートを楽しむためのおすすめの家庭用エスプレッソマシン
家庭用とひとくくりに言ってもタイプは様々です。
- 価格重視型(2万円以内)
- バランス型(2万円〜5万円程度)
- 高性能・ハイエンド型(5万円以上)
本日はこの分類からおすすめを厳選しました。
いくら家庭用が安いと言っても最低1万円はする買い物なので、しっかり情報を集めて後悔しないようにしましょう。

価格重視型(2万円以内)
まずは価格重視の家庭用エスプレッソマシンを紹介します。
つまりコスパが高いマシンです。
この価格重視型はこんなマシンです。
- 価格は2万円以内
- ラテアートもできるが癖もあり
- とりあえずお試ししたい方向き
価格重視型1:ボンマック(BONMAC・DME100-DARMAR)
ボンマックはラッキーコーヒーマシンという日本最大手のコーヒーメーカーが製造している家庭用エスプレッソマシンです。
実際にわたしも使用してみてそのスチーム力の高さに驚かされました。
他にもわたしが通っていたラテアート教室でも使用されていたり、よくいくカフェにも置いてあったりとプロでも使用している方が多いです。
そんなボンマックの特徴は次のとおりです。
- スチームの力は随一
- エスプレッソの抽出に難あり
- スチームノズルの稼働範囲が狭い
- 小さめのカップしか置けない
- 受け皿の容量があまりに少ない
このボンマックの一番の売りは家庭用マシンの中でトップクラスのスチーム力があるということです。
反対に、エスプレッソ抽出にはやや難がありますが、しっかり9気圧あります。
(クレマ増幅弁が曲者なので、別売フィルターとの交換がおすすめです)
あとプラスチック製のボディがやや安っぽく見えますが、ここは価格なりということで納得しましょう。
また、抽出口から受けまでの間隔が狭く、小さめのカップしか置けない難点もあります。
以上のように若干の癖はあるものの十分にラテアートができますのでエントリー機としておすすめできます。
ボンマックのレビューについてはこちらの記事で紹介しています。
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(コスパ高)ラテアートにおすすめの家庭用エスプレッソマシン(ボンマックBME-100)レビュー
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価格重視型2:デバイスタイル TH-W030
デバイスタイルは、本格的なエスプレッソ抽出に特化して作られたマシンです。
デバイスタイル TH-W030はこんなマシンです。
- 高すぎるスチーム能力
- エスプレッソ抽出は業務用並み(58mm)
- エスプレッソの2杯抽出可能
- 機体はとても大きい
- 壊れやすいとの口コミも
エスプレッソについては、業務用並みに抽出ができてしまいます。
エスプレッソを格納するポルターフィルターも業務用と同じ58mmで、2杯同時抽出もできてしまいます。(一般的な家庭用は51mm)
また、ミルクスチームもとっても強力なのでコスパはとても高いマシンです。
こちらの動画ではデバイスタイルを使った2杯同時ラテアート も実践されていますのでラテアートができることは請け負います。
最近は価格が高騰気味とのことですが、運が良ければ2万円程度で手に入るので要チェックです。
ただ、口コミを見ていると壊れやすいものもあるようで、この辺は機体の運もあるかもしれません。
バランス型(2万円〜5万円)
続いてバランス型という名の万能型エスプレッソマシンとなります。
- エスプレッソ抽出は業務用なみ
- スチーム抽出もそれなりにできる
- スタイリッシュな見た目
このバランス型のおすすめは次のとおりです。
万能型1:デロンギ・EC221
デロンギは世界最大手のコーヒーメーカーなので、エスプレッソマシンも実績と信頼は高いです。
中でもこのEC 221は手動式エスプレッソマシンでは一世を風靡したので、お持ちの方も多い人気機種になります。
デロンギEC221はこんなマシンです。
- スタイリッシュでカラーバリエーションも豊富
- ベル型スチームノズルは改造する必要あり
- 安定したエスプレッソ抽出
- スチームは若干弱め(工夫が必要)
このデロンギ・EC-221は実際に私も購入し初代エスプレッソマシンとして使っていましたが、かなりよかったです。
特にエスプレッソの抽出は秀逸で、豆さえ良ければトロトロのクレマが抽出できます。
ただ1点、スチームの力はあまり高くありませんので、スチームには時間がかかります。
ただ、この問題は工夫次第である程度は解決できます。
また、スチームノズルがベル型になっていて、そのままだとカプチーノ用のふわふわミルクしか作れません。
少しベルの外側を切り取る改造が必要です。
わたしもノズルを改造して使用しています。(改造は自己責任でお願いします。)
デロンギ・ディディカ(EC680M)
続いて同じデロンギより、EC221の後継機となるディディカ(EC680M)を紹介します。
このデロンギ・ディディカはこんな機種です。
- 改造の必要がないスチームノズル
- スタイリッシュで場所を取らないフォルム
- スチーム能力もそこそこ強力
- エスプレッソ抽出温度のプログラムが可能
- ポルターフィルターの改造は必要
このデロンギ・ディディカは、現在、家庭用マシンでは最も性能とコスパのバランスがいいと言われています。
これまでのデロンギのエスプレッソマシンはベル型のスチームノズルで、どちらかというとカプチーノを作る使用となっていました。
ですが、このディディカのノズルは2重構造となっていて、外側を外せばラテアート用のスチームミルクが作れるようになっています。
またフォルムについては好みが分かれるところですが、横幅は場所を取らない縦長な形です。
この形は家庭でマシンを格納する際に場所を取らないメリットがある反面、マシンのカップフォルダーに2つ位しかカップが置けないデメリットもあります。
現在一番人気があるということで、何か困ったときに情報がすぐに集まるということも大きな強みです。
デロンギはその他にもたくさんのエスプレッソマシンを販売しています。
気になる方は公式オンラインショップからでも確認ができますよ。
高性能・ハイエンド型
最後に高性能・ハイエンド型の紹介です。
高性能・ハイエンド型の特徴は次のとおりです。
- 高いスチーム能力
- 美しい外観
- 高いマニアック性・こだわり
- エスプレッソ抽出も業務用並み
さすが、家庭用マシンの上位機種だけあって、性能や外観は段違いに高くなります。
性能もそうですが、外観やオペレーションにもこだわりがある方が所有されていますね。
高性能型1:アスカソ・ドリーム
アスカソ社はスペインのバルセロナで1962年に創業したエスプレッソメーカーです。
エスプレッソパーツの製造販売をして培った技術を駆使して自社製造されたのがこのエスプレッソマシンになります。
アスカソドリームの特徴は次のとおりです。
- 高いスチーム能力と持続性
- レトロで剛性なアルミボディ
- 圧倒的なデザイン性
- 豊富なカラーバリエーション
性能面としては家庭用としては最高級のスチーム能力と持続性です。
もはや業務用と比べても遜色ありません。
また、ヨーロッパならではのデザイン性やアルミ製で高級感あるボディからくる圧倒的な存在感も売りの一つです。
デザインに力を入れていることもあり、カラーバリエーションも豊富なのでインテリアとしても活躍するでしょう。
高性能2:ラ・パボーニ
イタリアで100年の歴史を持つエスプレッソメーカーで、今でもイタリアのバールでは定番のエスプレッソマシンです。
美しいレバーピストン式、完全手動でコーヒーをいれる楽しみをとことん追求した傑作のマシンになります。
ラ・パボーニの特徴
- レバー式ハンドル
- 美しい外観
- こだわりの極み
- 高いスチーム能力
ラ・パボーニはレバー式でイタリアの伝統的な外観の魅力が高い機体です。
美しいフォルムである反面、レバーが折れたり故障しやすいというリスクも高いことから取り扱いも慎重にする必要があります。
また、電源を入れてからマシンが温まるまでに20分程度要します。
効率性や機能性より、美しい外観やレバー式へのこだわりがある方におすすめです。
以上が、おすすめの家庭用マシンの紹介となります。
わたしのおすすめ家庭用エスプレッソマシン
今回紹介してきた中で、わたしがおすすめする家庭用エスプレッソ マシンは、ボンマックかデロンギのマシンになります。
理由は、価格もお手頃で多少の改造は必要ですが、十分ラテアートができるからです。
つまりコスパが高いからです。
デロンギのエスプレッソマシンは公式オンラインショップからでも確認ができます。
最初から高性能を求めるのも一つの手ですが、上位機種なら価格的に業務用マシンにも手が届いてしまいます。
家庭用と業務用の大きな違いの一つにエスプレッソ抽出とミルクスチームが同時にできるという点があります。
この違いはとっても重要なので、マシン自体に愛着やこだわりがない方は上位機種を狙うなら業務用を検討された方がいいのかなーって個人的には思います。
今回は自宅で気楽に楽しむためという目的ですので価格が高くなくて、そこそこパフォーマンスが高かったら十分にその役割を果たせます。
高性能機種や業務用はもう少しマシンへの欲というか拘りが出てきた時に検討しましょう。
それでは今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。