エスプレッソマシン ラテアート

おすすめ家庭用エスプレッソマシン!デロンギ・ディディカアルテ(EC885ーJ)レビュー

自宅でフリーポアラテアートに挑戦したいのですが、おすすめな家庭用エスプレッソマシンが知りたいです

 

2023年に新発売されたデロンギ・ディディカアルテは実際どうなんですか?

 

このような疑問に対して記事を書きました。

 

この記事の結論

  • ディディカアルテの特徴
  • ディディカアルテのおすすめポイント
  • ディディカアルテの残念ポイント
  • ディディカアルテのおすすめ改善方法

 

こんにちは、コーヒー大好き人間です。

 

今回は、ラテアートにおすすめな家庭用エスプレッソマシンを紹介します。

 

2023年4月にデロンギより「ディディカアルテ」が発売されました。

 

このマシンはとてもコスパとスペックが高く、ラテアートを練習していきたい人・自宅で美味しいラテを楽しみたい人におすすめできます。

 

ただし一点だけ注意があります。

注意ポイント

ラテアートをするためには改善が必要

 

逆に言えばこの改善を行うことで、文句なく家庭用エスプレッソマシンではおすすめNO.1です。

 

本日は、この改造方法も含め、ラテアートにおすすめな家庭用エスプレッソマシン「デロンギ ディディカ アルテ」を紹介していきます。

 

このディディカアルテを含むデロンギのおすすめ家庭用エスプレッソマシンについては、こちらで紹介しています。

こちらもCHECK

(2023年最新版)ラテアートにおすすめ!デロンギ・家庭用エスプレッソマシン5選

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デロンギ・ディディカアルテの特徴について

 

まずは、デロンギ・ディディカアルテの特徴を紹介していきます。

 

商品情報

  • ブランド:デロンギ
  • 製品名 :ディディカアルテ エスプレッソ・カプチーノメーカー
  • 色   :メタルシルバー、グレー、ベージュ
  • 電圧 /周波数:100V(50/60Hz)
  • 消費電力:1300w
  • ポンプ圧:15
  • 抽出気圧: 9
  • タンク容量:1.0リットル
  • 外径寸法:W150mm、D330mm、H305mm
  • 抽出温度:90℃
  • メーカー保証:1年(3年まで延長可)

 

独自の機能

  • 抽出温度3段階設定
  • 水の硬度設定
  • 抽出時間の設定
  • スリープ時間の設定

 

付属品

  • ミルクピッチャー
  • タンパー
  • 除石灰剤
  • 水質硬度チェッカー

 

ディディカはプログラムモードがあり、抽出温度や抽出時間も設定できてしまいます。

ひでお

 

詳しくは公式オンラインショップをチェック↓↓


 

デロンギ・ディディカアルテのおすすめポイント

 

まずはディディカアルテのおすすめポイントをチェックしていきましょう。

 

ディディカアルテのおすすめポイント

  • 横幅15センチで置き場に困らない
  • スタイリッシュな外観
  • 改良されたスチームノズル(ミルクフロッサー)
  • スチームパワーが強い
  • 爆速の立ち上がり

 

おすすめ1:横幅15センチで置き場に困らない

 

このディディカシリーズは縦長シルエットなのが特徴です。

 

なんと横幅は15センチで、とてもスリムなので置き場所にも困りません。

 

わたしは、家族が居るので限られたスペースしか使えませんが、この横幅15㎝のおかげで見事設置できました。

ひでお

 

ラテアートはエスプレッソマシン以外にもグラインダーやタンパーなど必要な道具が多く、かなり場所を必要とするのでこのスリムさは重宝するべきポイントになります。

 

おすすめ2:スタイリッシュな外観

 

ディディカアルテは、その見た目もメタリックボディでお洒落なので、インテリアとしてもその存在感を示すことができます。

 

我が家でも友人等がきた場合、ほぼ100%の確率でエスプレッソマシンへの質問や感嘆の声をいただきます。

インテリアとしてもその存在感は抜群ですね。

ひでお

 

おすすめ3;改良されたスチームノズル

 

ディディカアルテの最大のメリットでもあるポイントですが、スチームノズルが改良されめちゃくちゃいいです。

 

初代ディディカはスチームノズルが短いしミルクフロッサーを取り外したりスチームを行うために1工夫(改造)が必要でした。

 

ですが、このディディカアルテのスチームノズルは、ノズルの長さが業務用並みでノズルも上下左右に可動するので使い勝手は業務用マシン並みです。

 

また、従来のディディカのようにミルクフロッサーを取り外したり改造をしなくても使用できるのもとても大きいポイントですね。

 

スチームノズルも2重構造なので、スチーム中にノズルに触れても熱くないのも嬉しいですね。

ひでお

 

おすすめ4:スチームの力が強い

 

ディディカアルテは、スチームの力も家庭用エスプレッソマシンの中でかなり強いマシンになります。

 

デロンギの家庭用エスプレッソマシンの多くは、スチーム中に一度はパワーが弱くなる傾向にありスチーム時間もおおむね1分程度必要です。

わたしが他に所有しているEC221もスティローザも、スチーム中に必ず1度パワーダウンしてしまいます。

ひでお

スチーム中はミルクに加水を続けることになるので、スチーム時間が長いと加水も多くなり完成したスチームミルクが水っぽい味になってしまいます。

 

ですが、このディディカアルテはスチームがずっと強いままなので、35秒〜40秒程度でミルクが完成しています。

 

スチーム時間はあくまでわたしの個人的な計測時間なので、個人差があるのでご了承ください。

ひでお

 

このスチームのパワーを強めるコツを紹介しておきます。

スチームパワーを強めるコツ

マシンを十分に温めてからスチームを行う。

 

家庭用エスプレッソマシン全般に言えることなんですが、マシンの立ち上がりなど十分にマシンが温まっていない状態ではスチームOKランプが点灯してもスチームは弱い傾向にあります。

 

これを改善する方法は単純で、マシンを十分に温めてからスチームを開始するというものです。

 


  • エスプレッソ抽出

    エスプレッソ抽出ボタンを押して、ランプが点灯したらエスプレッソを数秒間抽出します。


  • スチーム

    スチームボタンを押してランプが点灯したら、スチームを数秒間吹かします。


  • マシンが温まるまで繰り返す

    STEP1とSTEP2をマシンが温まるまで繰り返しておこないます。

    マシンが温まっている基準は、マシンを触って暖かくなっているかです。

    ひでお

 

 

マシンが十分温まっているのと十分温まっていないのでは、エスプレッソ抽出もスチームもクオリティは段違いなので、非常におすすめの方法になります。

 

 

おすすめ5:爆速の立ち上がり

ディディカアルテは、電源を入れてからの立ち上がり(エスプレッソ抽出やスチームが可能な状態となること)の時間がとても早いです。

 

スティローザなどは2分〜3分程度は立ち上がりに時間が必要ですが、ディディカアルテは20〜30秒で立ち上がります。

 

これはサーモブロックシステムが搭載されているからなんですが、このサーモブロックシステムは家庭用だとアスカソドリームのようなハイエンド機(上位機種)にしか搭載されていません。

 

(サーモブロックシステム)

簡単にいえば瞬間湯沸かし器のようなもので、エスプレッソの心臓ともいえるボイラーの湧き上がりがとても早くなるシステム

エスプレッソ⇄スチームの切り替わり時間が早いことやスチームパワーが継続する利点がある

 

このサーモブロックシステムが搭載されているだけでかなりコスパが高いマシンだといえます。

ひでお

 

デロンギ・ディディカアルテのいまいちポイント

 

ここまでいいところばかり紹介してきましたが、残念ながらいまいちなポイントもありました。

 

購入してからがっかりしないよう、このいまいちポイントも確認しておきましょう。

 

ディディカアルテのいまいちポイント

  • スチームノズルの可動域がいまいち → 改善方法あり
  • クレマ増幅弁 → 改善方法あり
  • スチーム→エスプレッソモードの切り替えが面倒
  • 付属品(ミルクピッチャーとタンパー)が微妙

 

いまいち1:スチームノズルの可動域がいまいち

 

スチームノズルは改良されたのですが、マシン前方でスチームを行う場合、上下の可動範囲が小さくて、スチーム時のミルクピッチャーの装脱着にとても苦労します。

 

 スチームをマシン前方で行う場合の可動域

 

 

 

スチーム時にミルクピッチャーの装脱着がしにくくてとても、スチームがやりにくいです。

ひでお

 

ただし、この問題については対策がありますので後ほどお知らせします。

 

いまいち2:クレマ増幅弁

 

ディディカに限らずですが、デロンギの家庭用エスプレッソマシンの大半は、クレマ増幅弁が標準装備です。

(クレマ増幅弁)

表側

裏側

 

 

(標準のバスケットフィルター)

表側

裏側

 

 

本来なら標準バスケットのようにメッシュになっているのが標準なんですが、クレマ増幅弁は一つ穴にしてあるので、本来出るはずのクレマが固まりになってしまいミルクの対流を妨害してしまいます。

 

(クレマ増幅弁とは)

新鮮ではない豆を使ってもクレマっぽい泡(クレマもどき)がでるようになっています。

豆にこだわりがない人がエスプレッソ抽出をされる分だと、古い豆を使ってもクレマっぽいものが出てくるので雰囲気を楽しめますが、本来クレマが出るはずの新鮮な豆を使うと逆にクレマ生成を妨害します。

本格的にラテアートをしたい人にとってははっきり言って邪魔な装備です。

 

 

最近のデロンギ製のマシンはクレマ増幅弁が標準装備になっている傾向なんですが、これはデロンギさんに是非とも見直して欲しいポイントです。

 

クレマ増幅弁を使用してエスプレッソを抽出すると新鮮な豆を使えばクレマも出ますが、塊になってでてくるのでミルクの流れを阻害されます。

わたしもクレマ増幅弁を使用するとレイヤー系のアートはできません。

ひでお

 

クレマ増幅弁使用でのラテアート

 

ウィングチューリップをかこうとしたのですが、ミルクがまったく流れてくれず、広がらないしレイヤーも入らないなんともひとい出来になってしまいました。

 

わたしの中で黒歴史にしたいくらい酷いアートなので本来掲載したくないのですが、比較のためにあえて掲載します。

ひでお

 

この程度のアートしかできないのなら、ディディカアルテはあまりおすすめできないマシンになってしまいます。

 

ただし、この問題も改善(改造)方法がありますので、是非チェックしてみてください。

 

いまいち3:スチーム→エスプレッソモードの切り替えが面倒

 

ディディカアルテは、スチームモード→エスプレッソ抽出モード切り替え時にスチームでボイラーの水を出し切るまでエスプレッソ抽出が開始できません。

 

これがとても不便で、わたしのようにミルクのスチームを先に行い、エスプレッソ抽出を後で行うやり方をしているとこのスチーム吹かしに時間を取られるのが勿体ないのと、スチームが完了したミルクを混ぜながらの作業なのでとても面倒に感じます。

 

一般的な家庭用エスプレッソマシンはスチームモード→エスプレッソ抽出モードに切り替えるとボイラー内の水を勝手に充填してくれるのでスチームを吹かす手間は必要ありません。

 

この点はディディカアルテのマイナスポイントだと感じます。

 

ただしこれは慣れの問題なので、ディディカアルテの作業手順に慣れたら大した問題にはなりませんよ。

ひでお

 

いまいち4:付属品が微妙

 

ディディカアルテは本体以外の付属品として、ミルクピッチャー、タンパー、除石灰剤がついてきます。

 

ただこのミルクピッチャーとタンパーがとても微妙なので、わたしは使用していません。

 

ミルクピッチャーは容量が少ないのとタンパーは純粋にちゃちいです。

 

ただしどちらも入門用・練習用としては使用できるのでご安心ください。

ひでお

 

本格的にラテアートを練習したい場合は、タンパーもミルクピッチャーも別で用意することをおすすめします。

 

このおすすめの道具についてはこちらの記事で紹介しています。

こちらもCHECK

(初心者向け)ラテアートで失敗しないおすすめ道具の選び方

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微妙なポイントもあげましたが、改良されたミルクスチームとスチームパワーは家庭用の中で群を抜いていますので、本格的に家庭用エスプレッソマシンでラテアートを練習したい人には一押しできるマシンですよ。

 

このディディカアルテ以外にもデロンギ社はさまざまなマシンのラインナップがあります。

 

デロンギのおすすめマシンについてはこちらで記事にしていますので、気になる方はチェックしてみてください。

こちらもCHECK

(2023年最新版)ラテアートにおすすめ!デロンギ・家庭用エスプレッソマシン5選

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ディディカアルテのおすすめ改善方法

 

ディディカアルテの微妙なポイントをいくつか挙げましたが、おすすめの改善方法をお知らせします。

  • スチームノズルの可動域がいまいち → 改善方法あり
  • クレマ増幅弁 → 改善方法あり

 

それぞれ順番にお知らせしていきますね。

ひでお

 

スチームノズルの改善方法

 

ディディカアルテのスチームノズルは上下左右に可動しますが、前方部分の可動域が狭くミルクピッチャーが取り外ししにくい問題があります。

 

この問題への改善方法をお知らせします。

 

改善方法

スチームをマシンの横側で行う。

 

スチームノズルはマシン前方での上下の可動域がいまいちですが、マシン横側では上下のスチーム可動域が広がります。

 

 スチームをマシン横側で行う場合の可動域

 

正面から見た感じ

横から見た感じ

 

このようにマシン横側でスチームを行うだけで、スチーム時のミルクピッチャーの装脱着もしやすくなるので、とってもおすすめの方法です。

 

クレマ増幅弁の改善方法

 

ディディカアルテの最大の問題点として、バスケットがクレマ増幅弁になっている問題があります。

 

これでは本当にまともなラテアートを行うことができないので、必ず改善していきたいポイントになります。

 

改善方法

別売りのボトムレスフィルタと交換する。

 

改善方法は単純で、別売りのディディカアルテに対応したボトムレスフィルタを使用しましょう。

 

 

ボトムレスフィルタを使用したアート

 

クレマ増幅弁を使用した場合と比べて、ミルクの対流が発生するので、レイヤーも入りアートも広がりました。

 

ちゃんとディディカアルテでラテアートを行うためにはボトムレスフィルタは必須です。

ひでお

 

この改造は絶対に行うべきなので、是非ボトムレスフィルタの導入は検討してみてください。

 

 

まとめ

 

2023年4月にデロンギより新発売されたディディカアルテはこんなマシンです。

 

ここがおすすめ

  • 縦長で置き場に困らないシルエット
  • お洒落な外観
  • 改良されたスチームノズル
  • スチームパワーが強い
  • 爆速の立ち上がりスピード

 

ここが微妙

  • スチームノズルの可動域(改善策あり)
  • クレマ増幅弁標準装備(改善策あり)
  • スチーム→エスプレッソモードの切り替えが面倒

 

もっとも微妙で厄介なポイントはクレマ増幅弁なんですが、これはボトムレスフィルターを導入することで解決できます。

 

本格的にラテアートを練習していきたい人は是非ボトムレスフィルターも導入してみてください。

 

フリーポアラテアートができることはもちろん、エスプレッソやカフェラテの味も本格的なのでわたしは購入して大正解でした。

 

これから家庭用エスプレッソマシンで本格的にラテアートを練習してきたい人、お店並みのクオリティのラテを自宅に飲みたい人におすすめです。

 

それでは今回は以上です。

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社会人をしながら、プログラミング学習・ブログ運営をしています。 社会人の学習の大切さや、趣味のコーヒーについてのコンテンツが多い人です。

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