こんにちは、コーヒー大好き人間です。
今回は、コスパが高くこれからラテアートを始めたい方に向けておすすめの家庭用エスプレッソマシンを紹介します。
この記事の内容
- コスパが高くおすすめ家庭用エスプレッソマシン
- デロンギ・スティローザ(EC235J)の紹介
- デロンギ・スティローザのおすすめポイントとは?
- デロンギ・スティローザの残念だったポイント
- おすすめの改造方法を紹介
- スティローザよりおすすめはデロンギ・ディディカアルテ
わたしはラテアートを独学と教室で学び、今ではそこそこ上級者の仲間入りをしております。
わたしは、家庭用エスプレッソマシンでラテアートの基礎を学びました。
断言しますが、家庭用エスプレッソマシンでラテアートは十分できます。
(業務用、半業務用と比べるとスペックは当然劣ります)
家庭用エスプレッソマシンは相当に安価なんですが、中でもコスパが高いと感じたおすすめの家庭用エスプレッソマシンを紹介します。
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それでは行ってみましょう。
(コスパ重視)ラテアートにおすすめの家庭用エスプレッソマシンとは?
結論からいいます。
デロンギ・スティローザ(EC231J)です。
このマシンのおすすめポイントはなんと言ってもスチームノズルとコスパです。
わたしがこれまで使用してきた家庭用エスプレッソマシンより、スチームノズルがラテアートに特化しているエスプレッソマシンです。
詳しくは、これからたっぷり紹介していきますので、ラテアートマシン導入を検討されている方は要チェックです。
デロンギ・スティローザ(EC235J)の特徴
デロンギ・スティローザ(EC235J)の特徴は次のとおりです。
- ブランド:デロンギ・ジャパン
- 製品名称:デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー
- 型式番号:EC235J
- 電圧/周波数:交流100V /50−60HZ
- 消費電力:1100W
- 外径寸法:W210×D265×H300(mm)
- 水タンク容量:1ℓ
- ポンプ圧:15
- 抽出気圧: 9
- 抽出温度:90度
- メーカー保証:1年・・3年まで延長可能
(デロンギ・スティローザ取説より引用)
デロンギ・スティローザのおすすめポイント
おすすめ1:スチームノズルがGOOD
個人的にスティローザの一番の売りがこのスチームノズルです。
これまでのデロンギのエスプレッソマシンのスチームノズルは改造が必要なものが大半でした。(ベル型スチームノズルのカットなど)
しかし、このスティローザは改造が一切必要ありません。
また、ノズルの可動域も広く、左右はおろか上下にも動くので、とてもスチームがやりやすいです。
このスチームノズルが最新のマシンならではで、ラテアートがとてもやりやすくなっています。
多くの家庭用エスプレッソマシン、特に安い価格帯のスチームノズルはノズルの改造が必要だったり、ノズルの可動域が左右のみで上下に動かなかったりと、ベストなスチームポジションを探りにくいのですが、スティローザはあっさりとベストポジションにノズルを動かすことができます。
おすすめ2:スタイリッシュな外観
スティローザの語源は、イタリア語で、スタイリッシュという意味合いです。
その意味合いのとおり、無駄がなくシンプルでスタイリッシュな外観です。
納品時の付属品も必要最低限です。
- エスプレッソマシン本体
- フィルターホルダー
- カフェポッド用・一杯取りフィルター
- 2杯取りフィルター
- タンパー/計量スプーン一体型
とってもシンプルであっさりした装備です。
おすすめ3:カップの高さに応じて高さが可変可能
ラテアートをするうえで地味に大切になるポイントとして、エスプレッソ抽出口から受け皿(ドレン)までの間隔があります。
この間隔が狭いと、ある程度高さのあるカップやラテボウルは置けなくなり、カップの高さにも注意を払う必要がでてきます。
でもこのスティローザは受け皿(ドレン)を取り外してもカップが置けるので、カップに応じて間隔が調節できます。
これで、カップの高さを気にせずラテアートができるので、ここも大きなポイントだと感じました。
デロンギ・スティローザの残念だった点
良い点ばかり紹介してきましたが、残念ながら良くないと感じる点もありました。
導入を検討する際は、このポイントも織り込んで購入されることをお勧めします。
残念1:スチーム継続時間が短い
スチームの力はまずまずなんですが、そのスチームの継続時間がとても短いです。
正直、スチームの力は弱いと思います。
これはボイラー容量が少ないことが原因だと推測されます。
良い感じでスチームはスタートできるのに、途中で必ずスチームが弱まる時間があり非常に残念です。
スチームのイメージとしては、フルパワー→弱くなる→フルパワー→ミルク完成という感じです。
せっかく、スチームノズルをラテアートに特化させてあるのに、このスチームパワーの弱さは残念だとしかいえません。
ただ、一度はパワーが落ちますが、そのまま我慢していればパワーは復活してくるので、そこはこのマシンの特徴と割り切って2度目のフルパワーでスチームミルクが完成するイメージの方がいいかもしれません。
残念2:クレマ増幅弁
エスプレッソについても残念な点は、エスプレッソフィルターがクレマ増幅弁標準装備だということです。
このクレマ増幅弁は、微妙な豆を使ってもクレマがあるように見せることができるものなんですが、ラテアートを行う上ででるはずのクレマも妨害してしまいます。
クレマ増幅弁は、新鮮でなく本来クレマが一切でないような豆であってもクレマっぽさ(クレマもどき)がでるようになっています。
豆にこだわりがない人がエスプレッソ抽出をされる分にはどんな豆を使ったとしてもクレマっぽいものがでてくるので楽しめると思いますが、本来クレマが出るはずの新鮮な豆であってもクレマ生成を阻害してしまいます。
本格的にラテアートをしたい人にとっては邪魔な装備になります。
実査に、クレマ増幅弁を使ってエスプレッソを抽出するとこうなります。(使用したコーヒー豆は新鮮で通常ならクレマもりもりとなるはずのものです。)
一応、クレマがでているもののなんとも微妙で、これだとレイヤー系アートを描くことはとても厳しいです。
残念3:価格が高騰傾向
もともとのメーカー希望価格は、15,800円(税込み)なのですが、スペックの割りに安すぎると判断されたのか、価格が高騰しつつあります。
わたしはたまたま、Amazonで正規価格で販売されているところをタイミングよく購入できましたが、すぐに売り切れてしまっていました。
根気強くAmazon,楽天と睨めっこしていたらまれに正規価格で購入できるかもしれませんが、価格は全体的に高騰傾向にあります。
ただし、正規価格で購入できるなら、そんな高い価格でもないので早急に購入されることをおすすめします。
または、デロンギ公式オンラインストアでも販売をされているので、amazonと並行してチェックしてみてください。
公式オンラインショップで「コーヒー」→「エスプレッソメーカー」で簡単に表示されますよ。
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デロンギ・スティローザおすすめの改造方法
以上、デメリットも含めて紹介してきましたが、ここからはわたしが実際に使用していく中で、改造を行うことで改良できたことについても紹介していきます。
改良:エスプレッソ抽出
よくないと感じるポイントの一つ『クレマ増幅弁が邪魔してエスプレッソ抽出がうまくいかない』問題についておすすめの改造方法です。
結論からいうと、デロンギ専用・別のエスプレッソフィルターと交換することです。
なぜデロンギ専用のエスプレッソフィルターなのかというと、デロンギはフィルターの形が特殊でデロンギ専用にしてあるので、他のメーカーのエスプレッソフィルターよりデロンギ用をおすすめします。
こちらのサイトから購入できるので、フィルターフォルダーやフィルターを購入し交換することをおすすめします。
わたしは以前使っていたEC221のフィルターフォルダーを使っていますが、クレマが驚くほど増えましたので、交換はおすすめできますよ。
わたしはフィルターフォルダーを改造してボトムレスにして使用しています。
ただ、改造された不具合についてはこちらでは責任は取れませんので、あくまで自己責任で改造してください。
こちらのyoutubeでもおすすめの改造方法としてボトムレスを推奨されていますね。
こちらのhome cafeでも、ボトムレスを販売されており、なんとアフターサービスも対応してくれるとのことで少し価格は高めかもですが、個人的にはアフターサービス付きで購入されることをおすすめします。
(交換前)
(交換後)
このようにクレマの抽出量は段違いです。
クレマはラテアートにおいてとっても大切なので、おすすめの改造方法となります。
ボトムレスフィルターの唯一の欠点は、エスプレッソが抽出時に飛び散ることです。
この点以外はメリットしかないと感じています。
※繰り返しますが、この改造は自己責任で行ってください。この改造に伴う不具合についてはこちらでは責任は負いかねます。
または、アフターサービスを受けられるhome cafeにおいて購入をおすすめします。
改造後のラテアート
改造後のラテアートはこちらになります。
このように手数の多いアートまでかけます。
スチームの力さえもっと強ければ完全無双だったのにそこだけが残念ですね。
クレマ増幅弁と違ってスチームパワーについては、どうしても改良ができません。
まとめ
コスパ重視の家庭用エスプレッソマシン(デロンギ・スティローザ)はこんなマシンです。
おすすめポイント
- スチームノズルがGOOD
- スタイリッシュで無駄のないフォルム
- 受け皿を取り外しすることで高いカップにも対応可能
残念だったポイント
- スチーム持続が短い
- スチームパワーが弱い
- クレマ増幅弁によりエスプレッソ抽出に難あり
- 価格が高騰気味
得にamazon,楽天では価格が高騰気味なので、デロンギ公式オンラインストアも並行してチェックしておくことをおすすめします。
おすすめの改造方法
- エスプレッソフィルター(またはフィルターフォルダーごと)を別のデロンギ製品のもと交換する
- 公式オンラインショップより購入可能
- アフターサービスつきならhome cafeで販売されているボトムレスフィルターがおすすめ
このように気になる点はあるものの、クレマ増幅弁付きポルタフィルターをボトムレスフィルターに交換することで、ラテアートも十分にできてしまうので、コストをかけずにラテアートを練習したい人にはおすすめできるマシンになります。
その他、家庭用エスプレッソマシンで、スチームパワーが強くてフリーポアラテアートに適したものをお探しの方におすすめできるのはデロンギのディディカアルテです。
ディディカアルテは、ディディカで問題となっていたスチームノズルが改良され、長くて可動域が広くまた2重構造なのでスチーム中でもノズルを火傷することなく触れるようになっています。
価格もディディカがおよそ3.5万円で手に入るのに対して、ディディカアルテは約5万円と家庭用ではかなり高額な部類に入ってしまうのですが、本格的にラテアートを練習したい人にとっては間違いのない一台になります。
このように2023年現在、(フリーポア)ラテアートができる家庭用エスプレッソマシンをお探しの方には、スチームの弱さはあるもののコスパが良いスティローザか、やや高額になるが安定したスチームの強さがあるディディカ(またはディディカアルテ)がおすすめできます。
このディディカアルテは実際に購入して使っていますので、こちらの記事でレビューしています。
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スティローザもボトムレスフィルターに改造をしたら十分に手数の多いフリーポアラテアートにも対応できます。
- コストが安いマシン・・・デロンギ・スティローザ
- スペックが高いマシン・・デロンギ・ディディカ(ディディカアルテ)
このように目的に応じて選ぶことをおすすめします。
この他、ラテアートができるデロンギの家庭用マシンについてはこちらで紹介しています。
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それでは今回は以上です。