自宅でラテアートをしてみたいのですが、デロンギ製のエスプレッソマシンはおすすめですか?
ディディカアルテとスティローザはどちらがおすすめですか?
このような疑問に対して記事を書きました。
この記事の内容
- 「スティローザ」と「ディディカアルテ」の比較
- 「スティローザ」の特徴
- 「ディディカアルテ」の特徴
- 頂上対決!「スティローザ」VS「ディディカアルテ」(実際にどちらも使用してみて)
こんにちは、コーヒー大好き人間です。
わたしは独学でフリーポアラテアートを学び、今では大会にも出場できるようになりました。
わたしは家庭用エスプレッソマシンで基礎を固めました。
この経験から、これから自宅でラテアートを練習したい方には家庭用エスプレッソマシンをおすすめしています。
家庭用はコスパが良いので基礎を固めるにはおすすめです。
家庭用の中でも、特にデロンギ製エスプレッソマシンはおすすめです。
この記事でもおすすめデロンギ製エスプレッソマシンを紹介しています。
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デロンギ・家庭用エスプレッソマシンの中でも特におすすめなのマシンは「スティローザ」と「ディディカアルテ」です。
どちらもラテアートに対応していておすすめなのですが、ストロングポイントが異なるので、おすすめできるポイントが違ってきます。
そこでどちらも所有して使い込んでいるわたしが、特徴やストロングポイントなどの詳細なポイントを解説していきます。
「スティローザ」と「ディディカアルテ」の比較
それでは早速、おすすめの2台を比較していきましょう。
基本情報
名前 | スティローザ | ディディカアルテ |
型式 | EC235J | EC885J |
写真 | ||
サイズ(mm) | W210*D265*H300 | W150*D330*H305 |
カラー | ブラック | メタルシルバー/グレー/ベージュ |
消費電力(W) | 1,100 | 1,300 |
タンク容量(リットル) | 1 | 1 |
抽出気圧(気圧) | 9 | 9 |
抽出温度(℃) | 90 | 90 |
公式価格(円) | 19,800 | 54,800 |
公式HP | >>デロンギジャパンHP |
それではどちらも特徴をみていきましょう。
スティローザ(EC235J)について
まずはスティローザからチェックしていきます。
スティローザ(EC235J)の基本情報
- ブランド:デロンギ
- 製品名称:デロンギ スティローザ エスプレッソ・カプチーノメーカー
- 型式番号:EC235J
- 電圧/周波数:交流100V /50−60HZ
- 消費電力:1100W
- 外径寸法:W210×D265×H300(mm)
- 水タンク容量:1ℓ
- ポンプ圧:15
- 抽出気圧: 9
- 抽出温度:90度
- メーカー保証:1年・・3年まで延長可能
(デロンギ・スティローザ取説より引用)
スティローザ(EC235J)の特徴
スティローザの特徴は次のとおりです。
- 改造の必要がないスチームノズル
- スチームノズルが上下左右自由自在に動かせる
- 高いコスパ
改造の必要がないスチームノズル
デロンギ製の家庭用エスプレッソマシンは従来は、スチームノズルをカットしたりとラテアートをするためには加工・改造が必要でした。
しかし、スティローザは改造が必要なく、そのままラテアートをすることができます。
今では当たり前かもしれませんが、これはスティローザ発売当時、大革命とも言われていました。
スチームノズルが上下左右自在に動かせる
スティローザのスチームノズルは上下左右に動かすことができます。
スティローザが登場するまでは、左右は動かせても上下には動かせるタイプのものはなく、スチームがやりにくかったのですが、スティローザは自由に動かせるので、スチームポイントを狙いやすいです。
ラテアートはスチームが命なので、スチームのやりやすさはそのままアートのクオリティに直結します。
高いコスパ
スティローザの特徴として、高いコスパがあります。
良くも悪くも必要最低限の装備と機能なんですが、十分にラテアートはできるので、少しでも安くエスプレッソマシンを手に入れたい人にはおすすめです。
ディディカアルテ(EC885J)について
つづいて、ディディカアルテ(EC885J)をチェックしていきましょう。
ディディカアルテ(EC885J)の基本情報
- ブランド:デロンギ
- 製品名 :ディディカアルテ エスプレッソ・カプチーノメーカー
- 色 :メタルシルバー、グレー、ベージュ
- 電圧 /周波数:100V(50/60Hz)
- 消費電力:1300w
- ポンプ圧:15
- 抽出気圧: 9
- タンク容量:1.0リットル
- 外径寸法:W150mm、D330mm、H305mm
- 抽出温度:90℃
- メーカー保証:1年(3年まで延長可)
(デロンギ・ディディカアルテ取説より引用)
このほかにも、上位機種ならでわの機能が搭載されています。
独自の機能
- 抽出温度3段階設定
- 水の硬度設定
- 抽出時間の設定
- スリープ時間の設定
付属品
- ミルクピッチャー
- タンパー
- 除石灰剤
- 水質硬度チェッカー
これだけでは価格やサイズ以外に明確な違いがわからないと思いますので、わたしが実際に使ってみてわかった情報を織り交ぜていきますね
ディディカアルテ(EC885J)の特徴
ディディカアルテの特徴は次のとおりです。
- 爆速の立ち上がり
- 強いスチーム
- 改造の必要がないスチームノズル
- スチームノズルが2重構造
- スチームノズルが上下左右に動かせる
爆速の立ち上がり
ディディカアルテは、サーモブロックシステムが搭載されているので、電源を入れてから使用できる状態になるまでがとても早いです。
通常の家庭用マシンだと2〜3分必要なのに対し、ディディカアルテは20〜30秒で使用できる状態になります。
忙しくて時間がない時でもすぐ使えるので助かりますね。
強いスチーム
「ディディカアルテ」のスチーム力は、家庭用エスプレッソマシンの中で高い部類にはいります。
家庭用エスプレッソマシンは、業務用エスプレッソマシンと比べてスチームのパワーが弱いので、スチームに1〜2分程度かかってしまいます。
落ち着いてスチームができる反面、ミルクにスチームで加水され続けるので、出来上がったミルクも少し水っぽくなってしまいます。
ここが家庭用の限界で、値段が安い分我慢しなければならないポイントになってしまいます。
しかしながら「ディディカアルテ」は、スチームが30〜40秒程度しかかからないので、加水も少なくなりラテの味も美味しくなります。
ラテは、家族や友人にも提供することもあるので、美味しい方がいいですよね。
改造の必要がないスチームノズル
ディディカアルテのスチームノズルも改造に必要がなく、そのまま使えます。
昔のマシンはカプチーノ用のスチームノズルだったので、ノズルを改造する手間が必要でした。
スチームノズルが2重構造
ディディカアルテのスチームノズルは2重構造になっています。
スチーム中はノズルも熱くなるので触って火傷しやすくなるのですが、2重構造なので安心です。
スチームノズルが上下左右動かせる
ディディカアルテのスチームノズルも上下左右に動かすことができます。
これでミルクスチームがとてもやりやすくなっているので、丁度いいスチームポイントを狙うことができます。
それでは実際に2台のマシンを使ってラテアートをしてみますね。
頂上対決!「スティローザ」VS「ディディカアルテ」(実際にどちらも使用してみて)
ここからは、2台とも所有するわたしが、実際にどちらも使ってみたからわかる違いについて紹介します。
実際に使ってみてわかった特徴
名前 | スティローザ | ディディカアルテ |
写真 | ||
電源オン→立ち上り | 2〜3分
close |
20〜30秒
radio_button_unchecked |
スチーム時間(Average) | 約1分
close |
30〜40秒
radio_button_unchecked |
スチームノズル | 1重構造 | 2重構造 |
スチームノズル可動域 | 上下左右 | 上下左右 |
おすすめ改造 | クレマ増幅弁フィルタを別売りボトムレスフィルターに交換
radio_button_unchecked |
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フリーポアラテアート | できる
radio_button_unchecked |
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おすすめポイント |
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いまいちポイント |
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おすすめな人 |
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|
簡単に言ってしまうとデロンギ製の家庭用エスプレッソマシンの中において、上位機種(ディディカアルテ)と下位機種(スティローザ)という違いになります。
どちらもフリーポアラテアートはできますが、コスパではスティローザ、スペックではディディカアルテですね。
スティローザで実際にラテアート
実際にスティローザでラテアートを行なっていきます。
注意
ポルタフィルタはボトムレスを使用しています。
スティローザに標準でついているポルタフィルタは、「クレマ増幅弁」がついており、これではうまくラテアートができません。
なので、ボトムレスフィルタを使用してのラテアートとなります。
立ち上がり
スィッチをオンにして「1分〜2分ほど」待つと「READYランプ」が緑に点灯します。
これで準備OKのサインです。
タンピング
ちなみに私が使用しているグラインダーはVARIO-Eですが、豆をエスプレッソ用に細かく挽いてくれるので、おすすめです。
スチーム
先にミルクを軽量します。ミルクは家庭用なので170ml程度としています。
わたしは軽量にはコーヒー専用のスケールを使用しています。
スチームはミルクピッチャーの中のミルクが斜め45度で回転するのが理想ですが、スティローザのノズルは調整もしやすいのでとてもスチームがやりやすいです。
ただ、スチームの力は弱く1分以上スチームを続ける必要があります。
エスプレッソ抽出
少し豆が古かったので、クレマが少ないですが、ラテアートの準備が整いました。
完成後
このとおり、手数が多いアートもかけてしまいます。
ディディカアルテで実際にラテアート
ディディカアルテで実際にラテアートを行なっていきます。
注意
ポルタフィルタはボトムレスを使用しています。
ディディカアルテのポルタフィルタもクレマ増幅弁が標準装備なので、ボトムレスフィルタを使用してラテを行います。
立ち上がり
ディディカアルテはボタン式となっており真ん中のボタンを押して20秒〜30秒待つとスィッチが点灯します。
これで準備OKです。
この立ち上がりの早さはとってもありがたいですね。
忙しい時でもすぐにラテを飲めます。
タンピング
タンピング
タンピング後
グラインダーはスティローザと同様にVARIO-Eを使用しています。
バリオはエスプレッソだけでなく、ドリップコーヒー用にも使用できるので、とてもおすすめです。
スチーム
ミルクの量は、スティローザと同じで170ml程度としております。
コーヒー用のスケールは、オシャレで機能的なのでおすすめです。
ディディカアルテのスチームノズルも上下左右に動かせるので、スチームはやりやすいです。
エスプレッソ抽出
ボトムレスなので少し飛び散りますが、綺麗に抽出できていますね。
完成後
スティローザ同様に手数のおおいアートもこのようにかけてしまいました。
どちらもラテアートはできるのですが、スティローザで行なったラテはどうしても水っぽい味になってしまいます。
ディディカアルテはお店で出てくる味に限りなく近い味になります。
まとめ
今回の記事をまとめます。
デロンギ製のエスプレッソマシン「スティローザ」「ディディカアルテ」を実際に使ってみて比較してみました。
実際に使ってみてわかった特徴
名前 | スティローザ | ディディカアルテ |
写真 | ||
電源オン→立ち上り | 2〜3分
close |
20〜30秒
radio_button_unchecked |
スチーム時間(Average) | 約1分
close |
30〜40秒
radio_button_unchecked |
スチームノズル | 1重構造 | 2重構造 |
スチームノズル可動域 | 上下左右 | 上下左右 |
おすすめ改造 | クレマ増幅弁フィルタを別売りボトムレスフィルターに交換
radio_button_unchecked |
|
フリーポアラテアート | できる
radio_button_unchecked |
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おすすめポイント |
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いまいちポイント |
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おすすめな人 |
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上位機種はディディカアルテ、下位機種はスティローザとなりますが、どちらもラテアートはできます。
スチームの力が強くて味にもこだわりたい人には「ディディカアルテ」、味はまずまずでもコスパが高い方がいい人には「スティローザ」をおすすめします。
わたしは2台ともその時の気分で使い分けています。
それでは今回は以上です。