エスプレッソマシン ラテアート

果たして、ラテアートに業務用エスプレッソ マシンは必要なのか?(おすすめは?)

 

ラテアートをやってみたい人

ラテアートを自宅で楽しみたいのですが、業務用エスプレッソマシンじゃないとダメですか?

業務用は高いので安く始められるおすすめの方法があれば知りたいです。

 

 

このような疑問に対して記事を書きました。

 

 

この記事の内容

  • ラテアートを楽しむためにおすすめのエスプレッソマシンは?
  • 家庭用エスプレッソマシンの限界について

 

 

この記事を書いているわたしは、独学でラテアートを始めて大会にも2度出場しました。

 

 

このラテアートをするためにはエスプレッソマシンが必須です。

 

 

わたしは最初、家庭用エスプレッソマシンを使用していましたが、途中から半業務用エスプレッソマシンに変えています。

 

 

また、ラテアート教室にも幾つか通い、様々なエスプレッソマシンを使ってきました。

 

 

この経験から、ラテアートに必須であるエスプレッソマシンについて解説したいと思います。

 

ここからでてくるマシンはすべてエスプレッソマシンを意味します。

 

 

ラテアートをするために業務用マシンは必要なのか?

 

結論から言います。

 

 

家庭用マシンと業務用マシンで、自分のレベルに応じて使い分けるべきです。

 

 

具体的にはこのように分けて考えるとといいです。

 

家庭用・業務用の使い分け

  • 自宅で趣味程度に楽しむのは家庭用マシン
  • 大会出場を目指すなら業務用マシン

 

 

それぞれ、解説していきます。

 

 

自宅で趣味程度に楽しむなら家庭用マシン(初心者用)

自宅等で趣味程度にラテアートを楽しむなら家庭用マシンで十分です。

 

理由は、家庭用マシンでもラテアートは描けるし何より安価だからです。

 

具体的に解説します。

 

家庭用でもラテアートは可能

家庭用マシンでもラテアートは十分可能です。

 

具体的には次のアートなら描けます。

  • ハート
  • チューリップ
  • レイヤーハート
  • リーフ

 

これらはシングルアートと言って、ラテアートでは基本になるアートです。

 

この基本アートまでは家庭用マシンでも描けることを請け合います。

 

なぜなら、実際にわたしが家庭用マシンで描いてきたし、教室でもこのレベルまでは家庭用でレクチャーしてくれました。

 

実際にわたしが家庭用マシンで描いてきたアートはこちら

レイヤーハートやリーフは基本と言ってもとっても難しく華があるアートなので、趣味レベルで描けると周りから一目おかれること間違いなしですよ。

 

わたしの経験として、ラテアートができるだけでモテたり、話のネタにもなりました。

大会を通してカフェ関係の方ともつながりができたのでいい経験になりました。

ひでお

 

安価

家庭用は業務用と比べて相当に安価です。

 

具体的には、業務用マシン(半業務用を含む)を購入しようとなると最低でも20万円〜30万円は必要になります。

 

 

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でも、家庭用マシンなら最低1万円程度で購入が可能です。

 

 

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現在、家庭用でスペックが高くコスパも高いと言われているのはデロンギのディディカになります。

 

少し価格も高いですが、その分スペックも折り紙付きです。

 

 

このように1万円〜10万円と価格の幅はありますが、最初は家庭用マシンからのスタートをお勧めします。

 

 

何を隠そう、わたしも最初はリンクに貼ったデロンギEC-221からスタートしました。

ノズルの改造は必要ですが、リーフまではこのマシンで習得しましたよ。

ひでお

 

 

おすすめの家庭用マシンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

こちらもCHECK

自宅でフリーポアラテアートを楽しみたい方におすすめ家庭用エスプレッソマシン9選!

続きを見る

 

 

大会出場を目指すなら業務用マシン(家庭用マシンの限界)

 

大会に出場を目指していく方には、業務用マシンをお勧めします。(または半業務用マシン)

 

理由は、家庭用は最低限のスペックは備わっているものの、やはり業務用と比べたら相当劣るからです。

 

具体的に、家庭用マシンが業務用マシンと比べ抱えるデメリットを挙げます。

家庭用のデメリット

  1. スチーム力が弱い
  2. スチームに工夫が必要
  3. ミルクが薄くなる
  4. ミルクとエスプレッソの同時抽出ができない
  5. モーターの寿命が短い
  6. ノズル等に改造を施す必要があるものが多い
  7. 大会は業務用マシンで競技が行われる。

 

スチーム力が違う

色々列挙しましたが、業務用と家庭用の決定的な差はずばり『スチーム力』だと考えています。

 

家庭用、業務用いろいろ使ってみて、エスプレッソの抽出には大差はないと感じました。

(エスプレッソ抽出フォルダーのサイズは異なります)

 

でも家庭用だと約1分程度はミルクをスチームする必要があります。

 

この1分間でスチームによりミルクに水分が加わり続けるので、とってもミルクが薄くなってしまいます。

 

この影響で、手数が多いアートだとクレマリングが崩壊して汚いアートになってしまうわけです。

 

また、完成したラテの味も薄くなってしまいます。

 

反対に、業務用マシンだとこのスチームが8秒〜15秒程度で完了します。

 

そのため、質がいいミルクでアートができるので手数が多いアートでも挑戦できてしまいます。

 

当然、完成したラテの味も美味しくなります。

 

エスプレッソ抽出とミルクのスチームが同時にできない

もう一つ、家庭用と業務用マシンの決定的な差があります。

 

それは、『エスプレッソ抽出とミルクのスチームが同時進行でできないことです。

 

家庭用マシンは基本はシングルボイラーと言って、一つのボイラーでエスプレッソとスチームを行っています。

 

そのため、一度にはどちらか一つしかできないうえ、1度ボイラーを使うともう一度タンクの水を沸騰させる必要があるので待ち時間が必要になります。

 

エスプレッソもミルクも抽出したら、どんどん状態が悪くなっていきます。

 

この待ち時間はラテアートを描くうえでとっても不利なんです。

 

特にスチームミルクは無理やり空気とミルクを混ぜ込んでいる状態なので、時間が経つとどんどん空気とミルクの分離が起こり、硬いミルクになってしまいます。こうなるととてもアートは描けません。

ひでお

 

 

大会は業務用マシンを使用する

 

大会出場を目指す方は、業務用マシンの操作にも慣れておく必要があります。

 

理由は、大会はどこかのカフェを会場として行われることが多いのですが、そのカフェの業務用マシンを使用して競技が行われるからです。

 

大会用として練習していたアート①

大会用として練習していたアート②

これくらいの手数のアートでは正直優勝は目指せないでしょう。

 

でもこれくらいのレベルのアートになるともう家庭用では対応が難しくなってきます。

 

また、アートを描き終わるまでの時間も一つのポイントとなるので、業務用マシンの操作に慣れていないとその地点で致命的です。

 

家庭用マシンと業務用マシンは操作がとても異なります。

 

業務用マシンの方がメニューや選択肢がとても多いので、家庭用しか使えない状態ではとても大会は目指せません。

 

 

以上が家庭用マシンが業務用マシンと比べて不利な点です。

 

まとめると、趣味レベルを超えて大会等を目指していくなら、業務用マシン(または半業務用マシン)の導入はどこかで検討する必要がでてきます。

 

 

まとめ:家庭用マシンの限界について

 

今回の記事をまとめます。

 

 

ラテアートにおけるマシンの使い分け

  • 自宅で趣味程度に楽しむなら家庭用マシン
  • 大会を目指すなど高いレベルには業務用マシン(半業務用)

 

家庭用マシンの限界

  • スチームに時間がかかりすぎる
  • スチームとエスプレッソ抽出が同時にできない
  • エスプレッソ抽出が終わってからスチームができるまでに時間を要する
  • 消耗品と割り切る必要あり
  • 家庭用はラテアートもできるけどストレスも大きい

 

このように家庭用マシンは、安価で最低限のラテアートもできるので、ラテアート初心者のエントリー機としては最適です。

 

反面、時間に制限があり、高いレベルが要求される大会レベルになると使えません。

 

ただ、わたしはラテアートを始めた人が必ず大会レベルを目指す訳でもないので、いきなり業務用を買うことは懐疑的です。

 

家庭用マシンでラテが楽しめるならそれで十分なので、まずは気楽に家庭用マシンから楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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実際にラテアートを始めるためには、家庭用マシンの他にも道具を揃える必要があります。

 

この初心者の方がラテアートを始めるための道具については、別の記事でも解説しています。

こちらもCHECK

(初心者向け)ラテアートで失敗しないおすすめ道具の選び方

続きを見る

 

 

それでは今回は以上になります。

 

最後までご視聴いただきありがとうございました。

 

  • この記事を書いた人

taka

コーヒーオタクとして、コーヒーについてのコンテンツが多い人です。

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